病理 『2型糖尿病』は存在しない[4] 誤解されています Ahlqvist博士が,『2型糖尿病という病気は存在せず,全く異なる複数の病気に分類すべきだ』としたこの論文については,最近ちらほらと引用されるようになりました. The Lancet Vol.6(5) p361-369,... 2020.10.31 病理
病理 『2型糖尿病』は存在しない[3] 熱がありますね ある朝 子供が突然の高熱! (C) くろすまる さん あわてて病院に連れてきたら,医師は体温計をチラと見て; デング熱ですね と言ったら,これはヤブ医者だと思うでしょう.デング熱なのか,インフルエンザなのか,はたまた川崎病な... 2020.10.29 病理
病理 『2型糖尿病』は存在しない[2] 日本糖尿病学会が発行している『糖尿病診療ガイドライン 2019』には,2型糖尿病がなぜ発症するのか,その『成因』が記載されていないことを紹介しました. (C)日本糖尿病学会 2型糖尿病以外の 他の糖尿病,つまり1型糖尿病や遺伝性糖尿病(MO... 2020.10.27 病理
病理 『2型糖尿病』は存在しない[1] 肥満だけが原因か 糖尿病の解説書やネット情報では,『1型糖尿病は 生活習慣とは無関係に発症するが,2型糖尿病は 過食や運動不足で肥満になり,インスリン抵抗性が強くなって発症する』などと書かれているものがあります. たしかに欧米の糖尿病患者は... 2020.10.25 病理
病理 インスリン分泌の『なぜ?』を考える16完 納先生のHPに掲載されている26人の5時間 糖負荷試験結果に基づいて,インスリン分泌を考えてきました. 私がこのデータに注目した最大の理由は, 糖負荷試験では 通常の2時間までしか測定しないが,30分おきに5時間も測定していること.通常の糖... 2020.10.23 病理
病理 インスリン分泌の『なぜ?』を考える15 前回記事では,血糖値が上がると膵臓β細胞に取り込まれるブドウ糖(グルコース)も増えるので,それを燃料としているβ細胞の中のミトコンドリアがエンジンフル回転となり,結果としてインスリン分泌を高める仕組みになっていると解説されていることを紹介し... 2020.10.21 病理
病理 インスリン分泌の『なぜ?』を考える14 第63回日本糖尿病学会でのオンライン参加により 中断していましたが,シリーズ記事の再開です. ここまでの ~までは,主として 納先生のHPに掲載されている健常人26人のボランティアの方々の5時間糖負荷試験(OGTT)の結果を見ると; 教科書... 2020.10.19 病理
学会 第63回日本糖尿病学会の感想[10] オンライン学会が残したもの 感想は ブログ別館 に掲載しました. 初めてのWEB学会 まず,今回 思わぬ事情で,5月に大津市で開催される予定だった学会が,急遽 WEB開催となりました. おかげで5か月遅れの10月開催となりましたが,これには大変なスタッフの苦労があった... 2020.10.16 学会
学会 第63回日本糖尿病学会の感想[8] ケトン体 感想は ブログ別館 に掲載しました. 会長講演 日本糖尿病学会では,年次学術集会を開催するたびに,その都度 会長を選任します.これは その年の学会の単なる事務的運営を統括するだけでなく,会長がその年の『コンセプト』を設定し,それに基づいて特... 2020.10.14 学会
学会 第63回日本糖尿病学会の感想[6] 大規模試験 感想は ブログ別館 に掲載しました. 大規模試験とは 『HbA1cをどこまで下げれば,どの合併症の発生確率をどこまで下げられるのか』『その目標を達成するには,どのような治療法が最適なのか』 などといった疑問には,10人や100人のデータでは... 2020.10.12 学会
学会 第63回日本糖尿病学会の感想[4] 古くて新しいメトホルミン 感想は ブログ別館に掲載しました. 今回の学会で もっとも楽しみにしていた,メトホルミンに関する総合シンポジウムを聴きました. このシンポジウムは,メトホルミンの糖尿病薬として よく知られている効能,すなわち 血糖値低下・インスリン抵抗性改... 2020.10.10 学会
学会 第63回日本糖尿病学会の感想[2]食事療法 シンポジウム 感想は ブログ別館に掲載しております. 今回の学会では,シンポジウムは全部で30本行われますが,食事療法に関係するものは この1本のみです. ガイドラインからみた糖尿病の食事療法における課題 タイトルの通り,昨年9月末に発表された 『糖尿病... 2020.10.08 学会
学会 【速報】第63回日本糖尿病学会が始まります 本日 正午より第63回日本糖尿病学会 年次学術集会が開催されます. 第63回日本糖尿病学会 年次学術集会 開催期間中(10/5~10/16)は.オンライン参加に集中しますので,本館・別館ブログとも記事更新は不定期になります.このWEB学会は... 2020.10.05 学会
病理 インスリン分泌の『なぜ?』を考える13 糖の流れ 川の流れのように/美空ひばり(C) 日本コロムビア 教科書などには; 食物中の炭水化物,脂質,たんぱく質は,胃液,膵液などによって消化され,腸管で糖(ほとんどがブドウ糖),脂肪酸,およびアミノ酸などに分解されて吸収されます.食事に... 2020.10.04 病理
病理 インスリン分泌の『なぜ?』を考える[12までの補足] オーバーシュートについて 納先生のHPに掲載されている糖負荷試験26人のデータは,その血糖値とインスリン量とを正規化して,横軸=血糖値,縦軸=インスリン量とすると,おおむね3種類のLoopパターンになることを,この記事で書きました. 正規化する:個々のデータは血糖値... 2020.10.02 病理