病理加齢と糖尿病[1] たしかに特徴はそうだけど 第64回日本糖尿病学会は6/7~21に主な講演・口演がオンデマンドで配信再開されますが,その感想は興味あるものを一通り視聴し終えてからにいたします.で,その間を利用して『加齢と糖尿病』の問題をひとくさり考えてみたいと思います.(C)きのこさ...2021.05.31病理
その他学会合間の雑談です:ロシアより愛をこめて FromRussiaWithLove(C)MGMこのブログでは,『原則公開が前提のコメントには書き込みたくないが,意見を伝えたい』,という方のため『お問い合わせ』ボタンを作ってあります.当初はこの機能はつけていなかったのですが,本ブログを開...2021.05.29その他
学会第64回日本糖尿病学会の感想[6] 05/22午後 高齢糖尿病患者には注意 学会Live配信最終日05/22の午後はこのシンポジウムを視聴しました.シンポジウム28:高齢糖尿病患者に対する栄養管理と運動療法のススメ(C)Ruriiさん全部で5本の講演がありました.【1】高齢者における運動療法の個別性【2】地域におけ...2021.05.26学会
学会第64回日本糖尿病学会の感想[5] 05/22午前 こんなに大きい個人差 学会3日目午前はこのシンポジウムを視聴しました.シンポジウム22:これからの糖尿病食事療法における課題と展望『糖尿病診療ガイドライン2019』(以下GL-2019)で示された『食事療法の個別化』をどう具現化するのか,というテーマの討論会です...2021.05.25学会
学会第64回日本糖尿病学会の感想[4] 05/21午後;BMI=22の根拠は? 2日目5/21の午後はこのシンポジウムを聴講しました.シンポジウム15:多様化する糖尿病への医療個別化を目指して糖尿病に限らず,すべての疾病治療は,患者を慎重に検査・診断したうえで『個別化治療』を行うのは当然のことですが,『糖尿病診療ガイド...2021.05.24学会
学会第64回日本糖尿病学会の感想[3] 05/21午前 学会2日目(5/21)の午前の感想です.特別講演1RonaldKahn博士Joslin糖尿病センターの大御所RonaldKahn博士のこの講演は,今回学会の目玉でしょう.日本人向けにゆっくりと,しかしパワフルな口調でとても御歳77歳には見え...2021.05.23学会
学会第64回日本糖尿病学会の感想[2] 05/20午後 シンポジウム12:ビッグデータで切り拓く糖尿病診療学会初日の午後は,これを視聴しました.なにしろ多数の講演・シンポジウムが同時並行なので,同時刻に開催されるシンポジウム8『糖尿病治療において多様な経口血糖降下薬をどう使い分けるか』とどちらに...2021.05.22学会
学会第64回日本糖尿病学会の感想[1] 05/20午前 第64回日本糖尿病学会年次学術集会が昨日から始まりました.会長特別企画1インスリン発見から100年昨日午前はこの企画を視聴しました.22日まではライブ開催が主体なので,その時間帯でどれか一つの講演を選択するしかありません.インスリン発見から...2021.05.21学会
学会[本館・別館共通]明日から第64回日本糖尿病学会 明日5/20(木)から第64回日本糖尿病学会年次学術集会が開催されます.本来この学会は金沢市で開催予定でしたが,新型コロナのために前回に引き続いての全面WEB形式となりました.会期中は本館・別館共に,ブログ記事更新が不定期になりますので,ご...2021.05.19学会
食事療法まだまだ迷走?日本糖尿病学会の食事療法[4] 公募企画が頓挫? アイキャッチ画像 (C)あきのはるのさん今週の5月20日から,第64回日本糖尿病学会年次学術集会がオンラインで開催されます.当初の金沢市での開催予定が,コロナ事態により全面WEBでの開催となりました第64回 日本糖尿病学会公募企画この記事で...2021.05.17食事療法
食事療法まだまだ迷走?日本糖尿病学会の食事療法[3] 竜虎の戦い 日本糖尿病学会が発表した『糖尿病患者の栄養食事指導のコンセンサスステートメント』は,その名前に反して,特に炭水化物に関してはまったく『コンセンサス(合意)』しているとは思えないものでした.『カロリー制限』は食事療法と言えるのか糖尿病の食事療...2021.05.15食事療法
食事療法まだまだ迷走?日本糖尿病学会の食事療法[2] 個別化食事療法の具体的な指針は?2019年10月に日本糖尿病学会が発行した『糖尿病診療ガイドライン2019』(以下GL-2019)では,糖尿病患者の食事療法はこれまでのように一律・機械的にすべての患者にまったく同じ食事療法(=食品交換表)を...2021.05.13食事療法
食事療法まだまだ迷走?日本糖尿病学会の食事療法[1] 昨年『食事療法の迷走』というシリーズ記事を書きました.第1話から第58話まで,我ながら呆れるほど長い長い長い長い長い長い長い….(誰か,止めんかいっ!)シリーズ記事でした.しかし,連載があんなに長くなってしまったのは,つまりは日本の糖尿病食...2021.05.11食事療法
病理【続】肝機能指標と糖尿病【13完】ASTは本当に無関係か 最後にここまでの研究で糖尿病発症リスクとの有意な相関性がみられなかったASTについて考えてみます.たしかにASTは,心臓・骨格筋・赤血球など,つまり新陳代謝の盛んな細胞に多く見られるので,肝臓機能指標としては特異的ではありません.一般に,健...2021.05.09病理
病理【続】肝機能指標と糖尿病[12] 結局 警戒ラインはどこに (C)胡麻油さんここまでの文献探索で,久山町研究でも,南原市研究でも,中国人のデータからでも,ALTが正常範囲内であっても,高くなるほど糖尿病発症リスクは高まるGGTは,カットオフ値(境界値)がはっきりしないが,やはり高くなるほど発症リスク...2021.05.07病理
病理【続】肝機能指標と糖尿病[11] 中国人の場合 久山町研究の結果を受けて,各国でも肝機能指標と糖尿病発症率との関係を調べる研究が多数おこなわれました.前回までの韓国/南原研究もその一つでした.更に欧米の同様の文献も多数ありますが,ここでは同じアジアの中国人のデータを紹介します.ただし,い...2021.05.05病理
病理【続】肝機能指標と糖尿病[10] 女性の場合は 韓国の南原市研究から,肝機能指標(ALT,AST,GGT)の高低と,約4年間の追跡期間中糖尿病発症率との関連を調べた結果です.ここまでの記事(,,)で,男性の場合では,ALTの高値のみが糖尿病発症に関連していることがわかりました.しかし,女...2021.05.03病理
病理【続】肝機能指標と糖尿病[9] ALTとASTでは 韓国南原市の健康診断データ追跡から,『GGTが高いほど糖尿病発症率が高い』のは,GGTが独立に発症因子となっているのではなくて,他の因子の結果としてGGTが高くなっているだけということがロジスティック回帰分析(logisticregress...2021.05.01病理