2022-11

薬物療法

驚異の新薬X

以下の記載で『新薬X』とは,実在する特定の薬物を指すものではなく,例示のための架空のものです. 厚労省の人口動態統計年報によれば,平成21年(2009年)の死因別順位で,心疾患による死亡は10万人あたり 143.7人で,第2位でした(第1位...
その他

[別館記事更新] 医師のブログ

クリニックのHPに 『院長のブログ』を掲載しているのをよくみかけます.それぞれ個性豊かで 興味深いブログも多いですが,中でも 医学情報を解説・批評するブログは大いに参考になります. ご興味のある方はご覧ください.
病理

ブリットル型糖尿病[3完] 原因はさまざま

ブリットル型(不安定型)糖尿病について,最新のレビューを探してみたところ,この文献がありました. Hirsch 2020 この文献では,まず極端な高血糖/低血糖が発生する原因について,一般論として考えられるものを列挙・分類しています. Hi...
その他

[別館記事更新] 天理市の古墳と博物館

正倉院展を参観したついでに 天理市の古墳と『天理参考館』を見てきました. 天理参考館とは 天理大学の附属博物館です.天理教に関連する展示が主体なのかと思っていたのですが,全然違って 民俗学と考古学の,それも非常にユニークなものを展示している...
病理

ブリットル型糖尿病[2] 従来の説明では

現在の糖尿病学では 現在の糖尿病学では ブリットル型(不安定型)糖尿病というものは存在しない という立場です.実際 日本糖尿病学会が発行している『糖尿病 治療ガイド』や,WHOの糖尿病ガイドラインには『ブリットル型(不安定型)糖尿病』という...
その他

[別館記事更新] 原因と結果

体内で炎症が発生しているかどうかの指標として 「C反応性タンパク」(CRP = C-Reactive Protein)の血中濃度が検査されます. 炎症と戦う免疫反応の結果として CRPが大量に作られるからです. 正常時のCRP値は 0.3m...
病理

ブリットル型糖尿病[1]

日本糖尿病学会の最新の『糖尿病治療ガイド2022-2023』には; (C) JDS 糖尿病とはインスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝的疾患である 糖尿病治療ガイド2022-2023 p.14 と書いてあります.一言でいえば...
その他

[別館記事更新] 手頃な統計学

『数字は嘘をつかないが,嘘つきは数字を使う』 これはは政治アナリスト・伊藤惇夫さんの名言 です. そのバリエーションとしてこういうことも言えると思います. 統計は嘘をつかないが,詐欺師は統計をうまく使う 一見 正しい統計解析の結果とみえるも...
食事療法

糖質制限も12年目に

糖尿病自覚の経緯 私のこれまでの経緯は,このブログの『これまでの経緯』に書いた通りです.『自分は軽症だが間違いなく糖尿病だ』と自覚したのは,当時勤務していた会社の産業医が警告してくれたからでした. そこで それ以上糖尿病が本格化しないように...
その他

[別館記事更新] 医師はアナログ 患者はデジタル

『たぶんこれくらい』というのは,アナログ的な表現です.一方,デジタル的表現とは,1か0 すなわち Yesか そうでなければ Noであり,中間はありません. ここが食い違っていると,『たしかに言った』『そんなこと言ってない』になってしまいます...
イメグリミン

イメグリミン速報[2] 血糖値がストンと20mg/dl下がった

かなり強力な治療を長年継続してきたにもかかわらず,HbA1cが7%~10%から下がらない2型糖尿病患者に対して イメグリミンを追加投与した症例が報告されています. Oda 2022 この報告の特徴は,イメグリミンの追加服用の前後に それぞれ...
その他

[別館記事更新] 正倉院展に行ってきました

今から1300年前の奈良時代でも 元気な高齢者はいたのです. ご興味のある方はご覧ください.
イメグリミン

イメグリミン速報[1] 服用開始直後の効果

イメグリミン(商品名:ツイミーグ)については,本ブログでも以前から注目しておりました. イメグリミンは 2021年9月に販売され,それまでの臨床試験ではなく 実際に糖尿病患者への投与が始まりました. その効果については 本年 5月に神戸で開...
食事療法

[別館記事更新] ~を食べれば ガンにならない

『~には発がん物質が含まれているから食べない方がよい』  これは 発がん性の程度にもよりますが 頷けます. しかし, 『~を食べれば ガンにならない』  これはどうでしょうか.それはどうやって証明されたのでしょうか. ご興味のある方はご覧く...
薬物療法

11β-HSD1阻害薬[10完] それを言っちゃあ おしめえよ

11β-HSD1阻害薬はなぜ注目されたのか 1990年~2000年の状況はこうでした. メタボの人やストレスを受けている人では,副腎皮質ホルモンの一つであるコルチゾールが多いCushing病の典型は内臓脂肪のみが肥大する症状だが,この病気で...