薬物療法

学会

第66回日本糖尿病学会の感想[22] 患者を見よ

【この記事は第66回日本糖尿病学会年次学術集会を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】投薬の順序日本糖尿病学会は昨年9月に『2型糖尿病の薬物療法の...
薬物療法

第66回日本糖尿病学会の感想[19補] 一人三役

前回記事の補足です.一人三役映画や舞台劇では,一人の俳優が二役,三役を演じることはあります.(C)ヨッシーさんしかし,体は一つなのですから,同時に複数の役はできません.通常XXX受容体とは,XXX以外は一切受け付けません.たとえばインスリン...
学会

第66回日本糖尿病学会の感想[19] 一石三鳥

【この記事は第66回日本糖尿病学会年次学術集会を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】LY3437943シンポジウム9『インクレチン研究の発展と新...
学会

第66回日本糖尿病学会の感想[18] 一直線かマトリクスか

【この記事は第66回日本糖尿病学会年次学術集会を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】思考スタイル人の思考スタイルは二つに分けられるでしょう.一本...
イメグリミン

第66回日本糖尿病学会の感想[16] 謎のイメグリミン

【この記事は第66回日本糖尿病学会年次学術集会を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】これもイメグリミンに関する情報を期待して聴講したものです.ラ...
イメグリミン

第66回日本糖尿病学会の感想[15] イメグリミンでHba1cがすぐには下がらないのは

【この記事は第66回日本糖尿病学会年次学術集会を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】イメグリミンは投与開始してもすぐには効いてこない.3~4か月...
イメグリミン

第66回日本糖尿病学会の感想[14] イメグリミンの実臨床症例報告

【この記事は第66回日本糖尿病学会年次学術集会を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】前回記事は,過去に行われたイメグリミンの治験データを事後的に...
イメグリミン

第66回日本糖尿病学会の感想[13] イメグリミンが効く人/効かない人

【この記事は第66回日本糖尿病学会年次学術集会を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】イメグリミン(商品名:ツイミーグ)を発売している住友ファーマ...
イメグリミン

糖尿病の「塗り薬」2 イメグリミン お前もか

メトホルミンを内服しても,その半分は体内に吸収されず,しかしすぐに排泄もされず,消化管の内壁に滞留して『塗り薬』として血糖値を下げているこれが前回記事の内容でした.もちろん『塗り薬』と言っているのはぞるばだけですから,あまり真に受けないでく...
メトホルミン

糖尿病の「塗り薬」1

糖尿病で大きな病院に通院している人ならば,『糖尿病内科』ではなくて『内分泌内科』という診療科にかかっている人もいるでしょう.内分泌とは『内分泌』とは,器官から分泌されるホルモンが血管を通して全身に循環することを言います.インスリンもホルモン...
薬物療法

[別館記事更新] 食後高血糖[7] ぞるばはどうしたか

この記事で紹介したα-グルコシダーゼ阻害薬は,私も試したことがありますが,現在は服用していません.それは文献に書かれているほどの効果が私にはみられなかったからです.ご興味のある方はご覧ください.
薬物療法

[別館記事更新] 食後高血糖[6] DPP-4阻害薬ではどうか

DPP-4阻害薬は,食後に分泌されるインクレチン(GIP,GLP-1)の効果を強化して,インスリン分泌を増大させる薬です.つまり,DPP-4阻害薬は強力に食後血糖値上昇を防止するはずです.それでは実際の効果はどれほどなのでしょうか.ご興味の...
薬物療法

[別館記事更新] 食後高血糖[5] α-グルコシダーゼ阻害薬があるじゃないか

現在の糖尿病薬物療法において,ストレートに食後高血糖を薬効としているものはα-グルコシダーゼ阻害薬のみです.ところがα-グルコシダーゼ阻害薬でどれほどの効果があるのか,数値で説明されていることはほとんどみかけません.処方薬の説明パンフでも単...
イメグリミン

第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-9 イメグリミンの症例

【この記事は第57回『糖尿病学の進歩』を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】第57回【糖尿病学の進歩】でのシンポジウム『2型糖尿病の薬物療法のU...
薬物療法

[別館記事更新] 食後高血糖[4] タイミングよくインスリンを打てば?

食後に血糖値が上昇するのなら,常に血糖値を測定してそれに見合ったインスリンを小刻みに注射すればいいではないか理論的にはたしかにうまくいきそうですね.そしてそれを自動的にやってくれるシステムも(高価ですが)存在します.ではその結果はどうなった...
学会

第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-8 一粒で二度おいしい

【この記事は第57回『糖尿病学の進歩』を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】第57回【糖尿病学の進歩】では,糖尿病の薬について最新の情報を紹介す...
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第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-7 GLP-1受容体作動薬 三者三様

【この記事は第57回『糖尿病学の進歩』を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】GLP-1受容体作動薬(以下GLP-1RA)について,『GLP-1R...
学会

第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-6 GLP-1受容体作動薬の出身と図体

【この記事は第57回『糖尿病学の進歩』を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】GLP-1受容体作動薬(以下GLP-1RA)は,GLP-1受容体を騙...
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第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-5 脳にもヒビくGLP-1受容体作動薬

【この記事は第57回『糖尿病学の進歩』を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】GLP-1受容体作動薬(以下GLP-1RA)は,GLP-1受容体を『...
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第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-4 GLP-1受容体作動薬の仕組み

【この記事は第57回『糖尿病学の進歩』を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】『2型糖尿病の薬物療法のUPDATE』の4本目の講演はGLP-1受容...