薬物療法

メトホルミン

メトホルミンも万能ではない

メトホルミンには,本来の糖尿病薬としての効能だけでなく,多様な効果があることを以前まとめたことがあります.その時に書こうとしたテーマで断念したのが,「メトホルミンのガン予防効果」です. たしかに「メトルミン服用者は,そうでない人に比べて明ら...
メトホルミン

ジワジワ来るメトホルミン[3]

この記事で 日本国内では 徐放性のメトホルミンXRは販売されていないと書きましたが,検索すると メトグルコXR(住友ファーマシー)やグルコファージXR(メルク)というものは存在するようです. これらは日本では販売されていませんが,個人輸入業...
メトホルミン

ジワジワ来るメトホルミン[2]

前回記事で;徐放性メトホルミンXRは,空腹時と食後服用とで 服用後血中ピーク濃度時刻にかなりの差があると報告されていました.これは 試験に用いた食事が高脂肪食であったため,それらが胃から排出されるのが遅かったためと推測されます.ただ 記事で...
メトホルミン

ジワジワ来るメトホルミン[1]

世の中にジワジワと来るものはたくさんありますが;(C) 扶桑社ジワジワと来るメトホルミンの話です.この記事で メトホルミンにはいろいろな種類があると書きました.日本ではメトホルミンと言えば,先発/ジェネリックのどちらでも1種類しかありません...
薬物療法

2005年の糖尿病医療

この記事で;2026年の糖尿病医療がどうなるかを予想してみましたが,神保町で購入した古本を 年末に整理していたら,こういう本が見つかりました.野田光彦編 『糖尿病診療 実戦ロードマップ』南江堂すっかり忘れていましたが,「このままでは糖尿病ま...
病理

MODYの特効薬になるかも

この記事で;遺伝子変異が原因となる糖尿病で,MODY(Maturity-Onset Diabetes of the Young;若年発症成人型糖尿病)のことを調べました. 遺伝子のごくわずかな変異が原因なのですが,それが血糖値維持にかかわる...
病理

免疫と1型糖尿病

免疫力?世の中には「免疫力を高める」ことをうたった 食品・サプリがあふれています.それだけでなく,「免疫力を高めるための運動」「免疫力を高める音楽」「免疫力を高める瞑想」まであります. しかし,これらの宣伝で「免疫力がどれくらい高くなったの...
症例

レタトルチド~展望

3回にわたり,イー・ライ・リリーが開発中の新薬 レタトルチド retatrutide(開発コード; LY3437943)の現状をみてきました.レタトルチドは FDAの認可を得るべく,ただいま臨床試験中ですが,すでに Phase3まで進んでい...
症例

レタトルチド~HbA1cへの効果

イー・ライ・リリーが開発中の新薬 レタトルチド retatrutide(開発コード; LY3437943)の臨床試験が進行しています. Phase3まで進んでいるものも多く,特に肥満解消に目覚ましい効果が注目されています. 進行中の臨床試験...
症例

レタトルチド~体重への効果

レタトルチドとは,GIP,GLP-1,そしてグルカゴンの3種のホルモンを絶妙に『ものまね』して,これら3つの受容体を活性化する薬です.あまりにもうまくまねているので,GIP,GLP-1,グルカゴンの受容体がすべて『すわ,うちのお客様がドドッ...
症例

脂肪がゴッソリと

怪しげなサプリの売り文句のようなタイトルですが,これはそうではありません.この記事で;GIP/GLP-1/グルカゴン受容体活性薬が開発中(イー・ライ・リリー; LY3437943 )と紹介しましたが,その臨床試験の結果報告が相次いでいます....
イメグリミン

糖尿病学会 感想9 相性

【この記事は 第68回 日本糖尿病学会年次学術集会のレポートではなく,講演を聴講した ぞるばの感想です】前回記事の補足です.FAMILIAR試験とは,食事および運動療法に加えジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害薬を服用しても血糖コ...
イメグリミン

糖尿病学会 感想8 相棒

【この記事は 第68回 日本糖尿病学会年次学術集会のレポートではなく,講演を聴講した ぞるばの感想です】学会二日目の午後は,イメグリミンの症例報告をじっくりと聴きました.2021年にイメグリミンが発売されてから 4年経ちましたので,さすがに...
イメグリミン

糖尿病学会 感想5 結局イメグリミンは「効く」のか

【この記事は 第68回 日本糖尿病学会年次学術集会のレポートではなく,講演を聴講した ぞるばの感想です】学会一日目の午後は,このシンポジウムに参加しました.全部で7本の講演が行われ,多数の文献が紹介されました.シンポジウムの件名の通り,イメ...
病理

糖尿病学会 感想4

【この記事は 第68回 日本糖尿病学会年次学術集会のレポートではなく,講演を聴講した ぞるばの感想です】学会初日の午前は【シンポジウム7 糖尿病診療における人工知能およびデジタル医療の展望】を聞いておりました.このシンポジウムの最後の2題は...
メトホルミン

合体するメトホルミン

第68回 日本糖尿病学会年次学術集会で予定されている発表の抄録集を読んでいたら,『おや?』と思う報告がありました.YIAとは.日本糖尿病学会が若手研究者(Young Investigator)を支援する奨励賞(Award)のことです.メトホ...
イメグリミン

第68回 日本糖尿病学会~事前予習

今月 岡山で開催される第68回日本糖尿病学会 年次学術集会の 講演/発表 抄録集が閲覧可能になりました.年次学術集会 「抄録集」 閲覧について参加登録済みでないと閲覧できないので,とりあえず登録を済ませて 事前予習がてら ざっと眺めていると...
メトホルミン

メトホルミンで老化防止?[おまけ]

メトホルミンの老化防止作用を紹介しましたが;それ以外にも,メトホルミンは 寿命を延ばす効果があることが確認されています.ただし その報告のほとんどは マウスなどの動物実験だったり,線虫などを対象に調べたものです. つまり メトホルミンの寿命...
メトホルミン

メトホルミンは食前に?【番外編】

当ブログの常連さんではなくて,たまたまこの記事で 当ブログに初めて来られた人がおられたら,あらかじめ お断りしておきます.メトホルミンは糖尿病治療に広く使われている薬ですが,食後血糖値を下げることを目的としたものではなく,適量を長期間服用し...
メトホルミン

かゆくなったらメトホルミン?

前回の記事で,メトホルミンは 「お肌の老化」を抑制する効果があるのではないかと紹介しました.メトホルミンなんて薬価は 10円/錠ですから,保険処方なら1錠3円です.サプリよりはるかに安いですね.皮膚科の文献を調べてみたら:Badr 2013...