2023-03

薬物療法

[別館記事更新] 食後高血糖[5] α-グルコシダーゼ阻害薬があるじゃないか

現在の糖尿病薬物療法において,ストレートに食後高血糖を薬効としているものはα-グルコシダーゼ阻害薬のみです.ところがα-グルコシダーゼ阻害薬でどれほどの効果があるのか,数値で説明されていることはほとんどみかけません.処方薬の説明パンフでも単...
イメグリミン

第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-9 イメグリミンの症例

【この記事は第57回『糖尿病学の進歩』を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】第57回【糖尿病学の進歩】でのシンポジウム『2型糖尿病の薬物療法のU...
薬物療法

[別館記事更新] 食後高血糖[4] タイミングよくインスリンを打てば?

食後に血糖値が上昇するのなら,常に血糖値を測定してそれに見合ったインスリンを小刻みに注射すればいいではないか理論的にはたしかにうまくいきそうですね.そしてそれを自動的にやってくれるシステムも(高価ですが)存在します.ではその結果はどうなった...
学会

第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-8 一粒で二度おいしい

【この記事は第57回『糖尿病学の進歩』を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】第57回【糖尿病学の進歩】では,糖尿病の薬について最新の情報を紹介す...
血糖値

[別館記事更新] 食後高血糖[3] 博士の頭痛

現在糖尿病の薬はインスリン,経口薬含めて数十種類もあります.したがって,よほど重度の糖尿病でない限り,きちんと治療を行えばせいぜい数ヶ月でHbA1cを安全ライン(<7%)にまでコントロールできるようになりました.ところが食後高血糖だけは,あ...
学会

第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-7 GLP-1受容体作動薬 三者三様

【この記事は第57回『糖尿病学の進歩』を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】GLP-1受容体作動薬(以下GLP-1RA)について,『GLP-1R...
血糖値

[別館記事更新] 食後高血糖[2] 昔は誰も気にしていなかった

昔は『食事を摂れば食後に血糖値が上がるのは当たり前であり,気にする必要はない』と考えられていました.しかしCGMやリブレの登場で,グルコーススパイク=食後高血糖がリアルタイムで分かるようになり,しかもそれが合併症のリスクを高めていることが証...
学会

第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-6 GLP-1受容体作動薬の出身と図体

【この記事は第57回『糖尿病学の進歩』を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】GLP-1受容体作動薬(以下GLP-1RA)は,GLP-1受容体を騙...
血糖値

[別館記事更新] 食後高血糖をどうにかできないか[1]

ようやくAmebloのシステムメンテナンスが終わったようですね.この記事で始まる食後血糖値のシリーズは,関心が高かったようです.そこで,そもそも食後血糖値について,日本に限らず世界の医学界はどう取り組んでいるのかを調べていこうと思います.ご...
学会

第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-5 脳にもヒビくGLP-1受容体作動薬

【この記事は第57回『糖尿病学の進歩』を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】GLP-1受容体作動薬(以下GLP-1RA)は,GLP-1受容体を『...
食事療法

[別館記事更新] 『あすけん』に病院食を調べてもらったら

ダイエットをしている人にとっては,スマホの栄養管理アプリは便利なものです.これから食べるものの写真さえ撮れば,そのカロリーや糖質,脂質,蛋白質の量を見積もってくれるので,体重管理や食後血糖値の予測に役立ちます.しかし,これらのアプリが通用し...
学会

第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-4 GLP-1受容体作動薬の仕組み

【この記事は第57回『糖尿病学の進歩』を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】『2型糖尿病の薬物療法のUPDATE』の4本目の講演はGLP-1受容...
運動療法

[別館記事更新] なぜ運動の後に血糖値がリバウンドするのか【4完】

食後の運動により血糖値を下げても,運動をやめるとリバウンドするのは,血糖値と同時にインスリンも低下することが原因でした.では食後血糖値の上昇も,血糖値のリバウンドも,どちらも避ける方法はあるのでしょうか?それを試した結果がこうなりました.ご...
病理

第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-3 空腹時C-ペプチドは重要

【この記事は第57回『糖尿病学の進歩』を聴講したしらねのぞるばの手元メモを基にした感想です.聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】開催中の『第57回糖尿病学の進歩』講演会のこのシンポジウムの感想です...
運動療法

[別館記事更新] 運動したのに血糖値がリバウンドするのはなぜ?-3

食後の血糖値急上昇を抑えるために運動をしてエネルギーを消費させる方法は有効でした.実際,運動を行った直後は血糖値が下がっていました.しかしその運動をやめた時から再び血糖値が上昇してくる『リバウンド』がみられることがあります.このリバウンドの...