病理 DPP-4阻害薬は『弱い』薬なのか_2 華々しく登場2009年に大阪で開催された 第52回 日本糖尿病学会 年次学術集会は,さながら DPP-4阻害薬の発売記念前夜祭のようでした.この年から発売されるDPP-4阻害薬の有効性だけをテーマとして特にシンポジウムが開催されたのです.シ... 2023.11.24 病理薬物療法
病理 DPP-4阻害薬は『弱い』薬なのか_1 インクレチン食物が消化管に入ってくると,直ちに分泌されるインクレチン(=GIPとGLP-1)は,膵臓β細胞のインスリン分泌を促進します. この特性から,特に食後血糖値が急上昇しやすい インスリン分泌の/タイプの糖尿病の人(=その多くは非肥満... 2023.11.20 病理薬物療法
学会 痩せ型糖尿病-2 前回記事 では,日本糖尿病学会が発行する治療ガイド・診療ガイドには,肥満型の糖尿病に対しては 事細かに治療指針が示されているのに対して,肥満でない場合,さらには痩せ型の人の場合には 特段の情報がない,もっとはっきり言えば ほとんど無視されて... 2023.10.16 学会薬物療法
病理 教科書 今我が家には 『教科書』が何冊もあります.(C) 丸善(C) 西村書店(C) 医学書院(C) 朝倉書店すべて頁数よりも むしろ kgで表した方が適切な,分厚く重い本ばかりです.ド素人が,無謀にも 糖尿病に関する医学文献を読みこなそうとすると... 2023.10.08 病理薬物療法
学会 第66回日本糖尿病学会の感想[22] 患者を見よ 【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】投薬の順序日本糖尿病学会は 昨年9月に『2型糖尿病... 2023.06.29 学会薬物療法
薬物療法 第66回日本糖尿病学会の感想[19補] 一人三役 前回記事の補足です.一人三役映画や舞台劇では,一人の俳優が二役,三役を演じることはあります.(C) ヨッシー さんしかし,体は一つなのですから,同時に複数の役はできません.通常 XXX受容体とは,XXX以外は 一切受け付けません. たとえば... 2023.06.20 薬物療法
学会 第66回日本糖尿病学会の感想[19] 一石三鳥 【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】LY3437943シンポジウム9『インクレチン研究... 2023.06.17 学会薬物療法
学会 第66回日本糖尿病学会の感想[18] 一直線かマトリクスか 【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】思考スタイル人の思考スタイルは二つに分けられるでし... 2023.06.14 学会薬物療法
イメグリミン 第66回日本糖尿病学会の感想[16] 謎のイメグリミン 【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】これもイメグリミンに関する情報を期待して聴講したも... 2023.05.31 イメグリミン薬物療法
イメグリミン 第66回日本糖尿病学会の感想[15] イメグリミンでHba1cがすぐには下がらないのは 【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】イメグリミンは投与開始してもすぐには効いてこない.... 2023.05.30 イメグリミン血糖値
イメグリミン 第66回日本糖尿病学会の感想[14] イメグリミンの実臨床症例報告 【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】前回記事は,過去に行われたイメグリミンの治験データ... 2023.05.29 イメグリミン症例
イメグリミン 第66回日本糖尿病学会の感想[13] イメグリミンが効く人/効かない人 【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】イメグリミン(商品名:ツイミーグ)を発売している住... 2023.05.28 イメグリミン学会
イメグリミン 糖尿病の「塗り薬」2 イメグリミン お前もか メトホルミンを内服しても,その半分は体内に吸収されず,しかし すぐに排泄もされず,消化管の内壁に滞留して『塗り薬』として血糖値を下げているこれが前回記事の内容でした. もちろん『塗り薬』と言っているのは ぞるばだけですから,あまり真に受けな... 2023.04.29 イメグリミンメトホルミン
メトホルミン 糖尿病の「塗り薬」1 糖尿病で 大きな病院に通院している人ならば,『糖尿病内科』ではなくて『内分泌内科』という診療科にかかっている人もいるでしょう.内分泌とは『内分泌』とは,器官から分泌されるホルモンが血管を通して全身に循環することを言います. インスリンもホル... 2023.04.25 メトホルミン薬物療法
薬物療法 [別館記事更新] 食後高血糖[7] ぞるばはどうしたか この記事で紹介したα-グルコシダーゼ阻害薬 は,私も試したことがありますが,現在は服用していません. それは文献に書かれているほどの効果が 私にはみられなかったからです.ご興味のある方はご覧ください. 2023.04.07 薬物療法血糖値
薬物療法 [別館記事更新] 食後高血糖[6] DPP-4阻害薬ではどうか DPP-4阻害薬は,食後に分泌されるインクレチン(GIP,GLP-1)の効果を強化して,インスリン分泌を増大させる薬です.つまり,DPP-4阻害薬は強力に食後血糖値上昇を防止するはずです.それでは 実際の効果はどれほどなのでしょうか.ご興味... 2023.04.03 薬物療法血糖値
薬物療法 [別館記事更新] 食後高血糖[5] α-グルコシダーゼ阻害薬があるじゃないか 現在の糖尿病薬物療法において,ストレートに食後高血糖を薬効としているものはα-グルコシダーゼ阻害薬のみです.ところが α-グルコシダーゼ阻害薬でどれほどの効果があるのか,数値で説明されていることはほとんどみかけません.処方薬の説明パンフでも... 2023.03.30 薬物療法血糖値
イメグリミン 第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-9 イメグリミンの症例 【この記事は 第57回 『糖尿病学の進歩』を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】第57回【糖尿病学の進歩】でのシンポジウム『2型糖尿病の薬... 2023.03.28 イメグリミン学会
薬物療法 [別館記事更新] 食後高血糖[4] タイミングよくインスリンを打てば? 食後に血糖値が上昇するのなら,常に血糖値を測定して それに見合ったインスリンを小刻みに注射すればいいではないか理論的にはたしかにうまくいきそうですね.そして それを自動的にやってくれるシステムも(高価ですが)存在します.では その結果はどう... 2023.03.26 薬物療法血糖値
学会 第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-8 一粒で二度おいしい 【この記事は 第57回 『糖尿病学の進歩』を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】第57回【糖尿病学の進歩】では,糖尿病の薬について最新の情... 2023.03.24 学会薬物療法