病理

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教科書

今我が家には 『教科書』が何冊もあります.(C) 丸善(C) 西村書店(C) 医学書院(C) 朝倉書店すべて頁数よりも むしろ kgで表した方が適切な,分厚く重い本ばかりです.ド素人が,無謀にも 糖尿病に関する医学文献を読みこなそうとすると...
病理

[別館記事更新] 尿が泡立てば糖尿病?

糖尿病という名前からの連想なのでしょうが,「尿が泡立つのは 糖が尿に出ているからだ」などと書かれているのをネットでみかけました.しかし そうではありません.ご興味のある方はご覧ください.
病理

[別館記事更新] ネットバンキングと血糖値

血糖値変動の原因は食事だけとは限りません. 交感神経を高めるホルモンでも上昇します.ですから,ストレスを感じたら血糖値が上がるのは ごく自然な現象です.しかし,ここまで敏感なのかと驚きました.ご興味のある方はご覧ください.
学会

第66回日本糖尿病学会の感想[23] 2型糖尿病は少なくとも2つある

【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】前回の糖尿病投薬アルゴリズムの記事では,日本糖尿病...
合併症

第66回日本糖尿病学会の感想[21] 神経障害

【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】糖尿病の合併症の一つである糖尿病性神経障害について...
学会

第66回日本糖尿病学会の感想[6] 中性脂肪とHDLコレステロール

【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】健康診断データを解析した一般口演セッション49の続...
学会

第66回日本糖尿病学会の感想[5] 2型糖尿病の『型』

【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】一般口演セッション49は,健康診断データを解析した...
学会

第66回日本糖尿病学会の感想[2] 加齢とインスリン分泌能の低下

【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】鹿児島での現地開催は終了しましたが,6月1日からは...
ガイドライン

肥満パラドックス [3完] めざせ 縄文ビーナス

BMI=36の日本人と聞いてどういうイメージを思い浮かべますか? ほとんどの人は ものすごい肥満体だと思うでしょうね.実際 日本でも米国でも BMIが35を超えれば『高度肥満』に分類されています.しかし,この例をご覧ください.現在 十両の炎...
ガイドライン

肥満パラドックス [2] 否定論もありますが

肥満の人の方が,正常体重の人よりもむしろ死亡率が低い(ただし高齢者の場合)これが【肥満パラドックス】です.肥満は健康長寿の大敵です. 絶対に肥満は避けましょう.そのためには 仙人のような低カロリー・低脂質でバランスのよい食事が第一です.今ま...
ガイドライン

肥満パラドックス Obesity Paradox[1]

パラドックスとは『逆説的真理』です. 直観的には『そんな馬鹿な』と思えるけれど,実は正しいという事象を指します.本ブログでも『富山パラドックス』を取り上げたことがありました.都道府県別 『経済的豊かさ』ランキング でも堂々の2位 ,しかも新...
病理

第57回 【糖尿病学の進歩】の感想-3 空腹時C-ペプチドは重要

【この記事は 第57回 『糖尿病学の進歩』を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】開催中の『第57回 糖尿病学の進歩』講演会のこのシンポジウ...
病理

[別館記事更新] 3つのリバウンド

私も含めて 糖尿病の人にとっては,リバウンドという言葉はどれも悩ましいものです.しかも このリバウンドは3つもあります.ご興味のある方はご覧ください.あ,株の世界では,株価が急落した銘柄が 一瞬 少しだけリバウンドすることを dead ca...
学会

第26回 日本病態栄養学会の感想[7] 症例報告から-2 中性脂肪が下がらない

【この記事は 第26回 日本病態栄養学会 年次学術集会に参加したしらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】遺伝子変異「家族性コレステロール血症」という症状...
病理

ブリットル型糖尿病[3完] 原因はさまざま

ブリットル型(不安定型)糖尿病について,最新のレビューを探してみたところ,この文献がありました.Hirsch 2020この文献では,まず極端な高血糖/低血糖が発生する原因について,一般論として考えられるものを列挙・分類しています.Hirsc...
病理

ブリットル型糖尿病[2] 従来の説明では

現在の糖尿病学では現在の糖尿病学ではブリットル型(不安定型)糖尿病というものは存在しないという立場です.実際 日本糖尿病学会が発行している『糖尿病 治療ガイド』や,WHOの糖尿病ガイドラインには『ブリットル型(不安定型)糖尿病』という言葉は...
病理

ブリットル型糖尿病[1]

日本糖尿病学会の最新の『糖尿病治療ガイド2022-2023』には;(C) JDS糖尿病とはインスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝的疾患である糖尿病治療ガイド2022-2023 p.14と書いてあります.一言でいえば血糖値は...
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[別館記事更新] 糖尿病性神経障害:知覚異常(温感障害)

『糖尿病になっても,初期には痛くも痒くもない』とはよく言われることです.しかし,実際には 『呼吸に応じた心拍変動』が起こらなくなったり,『食後低血圧で気分が悪くなる』という現象は発生しています. ただ これらはなかなか気づきにくいですね.し...
病理

グルコキナーゼ活性化薬[8完] 今後の予測

グルコキナーゼは監視塔グルコキナーゼとは,主に肝臓と膵臓に発現する酵素です.人体が高血糖状態の時,肝臓においては糖を素早く取り込んでどんどんグリコーゲンに変換していきます.そして膵臓ではβ細胞からのインスリン分泌を促進します.結果として血糖...
病理

[別館記事更新] あるとうれしい不整脈[2] ない場合は?

心電図上の脈拍間隔の変動(CV R-R)は 呼吸に対応した変動であり,まったく正常なものです.では,CV R-Rが著しく小さい,又は まったく見られない場合はどうなのでしょうか?糖尿病患者で CV R-Rが小さいことは,実は合併症(糖尿病性...