その他

[別館記事更新] 傑作だけど あほらしい話

(C) 淡路ミミー さん何度か出張で訪れましたが,カリフォルニア州は米国の中でも独特な雰囲気があります.常に 全米の,いや世界の最先端を行くことに誇りをもっている...そういう感じです.シリコンバレーが典型的ですね.しかし,理想を高く掲げる...
薬物療法

新薬は更に登場するか

日本糖尿病学会が 2020年12月に発行した『糖尿病専門医研修ガイドブック』という分厚い書籍があります.(C)日本糖尿病学会これから糖尿病専門医をめざす医師のための教科書です.専門医となるには,ここに書かれていることはマスターしてもらいたい...
食事療法

[別館記事更新] 「健康栄養教室」の光と影【補足】

統計用語に『選択バイアス』という言葉があります.自分に都合の良いデータだけを集めて,不都合なデータは排除することです.そして,これは 誰にでもある傾向です.自分の信念・感情に合致した情報だけを受け入れて,気に入らない情報は無視しますご興味の...
薬物療法

メニューは一つだけ

世の中には,メニューはなくて ただ一つの料理だけで人気を集めているお店・レストランがあります.『あれこれ迷う必要はない,うちの店に来たからにはこれだけを食べればよい』という心意気は見上げたものです.2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズムところで...
食事療法

[別館記事更新] 「健康栄養教室」の光と影

高齢者は『健康になれる情報』には関心が高いです.ましてそれが『お役所主催の健康教室』で聞いたものであれば,絶対の信頼を寄せます.しかし,こんな場合はどうなのでしょうか.ご興味のある方はご覧ください.
病理

グルコキナーゼ活性化薬[8完] 今後の予測

グルコキナーゼは監視塔グルコキナーゼとは,主に肝臓と膵臓に発現する酵素です.人体が高血糖状態の時,肝臓においては糖を素早く取り込んでどんどんグリコーゲンに変換していきます.そして膵臓ではβ細胞からのインスリン分泌を促進します.結果として血糖...
病理

[別館記事更新] あるとうれしい不整脈[2] ない場合は?

心電図上の脈拍間隔の変動(CV R-R)は 呼吸に対応した変動であり,まったく正常なものです.では,CV R-Rが著しく小さい,又は まったく見られない場合はどうなのでしょうか?糖尿病患者で CV R-Rが小さいことは,実は合併症(糖尿病性...
病理

グルコキナーゼ活性化薬[7] 最新情報

メルクがグルコキナーゼ活性化薬 MK-0941 を開発していた頃,ほぼ同時期にロシュ(Roche) もやはりグルコキナーゼ活性化薬 RO4389620を開発していました.この薬は,開発コード名RO4389620だけでなく,ピラグリアチン(P...
病理

[別館記事更新] あるとうれしい不整脈

この記事の続きです.糖尿病による神経障害には,自覚症状のあるものだけでなく,まったく自覚症状のないものもあります.それがCV R-Rと呼ばれるある種の『不整脈』です. ただしこの場合は,糖尿病によって不整脈が発生するのではなくて,その逆です...
病理

グルコキナーゼ活性化薬[6] バランスがとれた

グルコキナーゼが血糖コントロールの重要な『センサー』であることが見出されて以来,その活性を高めれば新規な糖尿病治療薬となり得る期待が高まりました. 実際 初期には 動物細胞実験などから,下記のような簡単な構造の低分子化合物がグルコキナーゼの...
その他

[別館記事更新] ファミマのバタービスケットサンド(紅茶)

ファミマの新製品を食べてみました.ご興味のある方はご覧ください.
病理

グルコキナーゼ活性化薬[5] う, 休めない

前回記事では,グルコキナーゼ活性化薬 MK-0941がなぜうまくいかなかったのかについて,2つの『疑問』をとりあげましたが;(1)なぜ 本来のグルコキナーゼは『低血糖ではグルコースを取り込まず』,『高血糖になった時だけすばやくグルコースを取...
ガイドライン

[別館記事更新] 糖尿病あみだくじ

このあみだくじには 賞品はありません.なぜなら このくじの『大当たり』は『何もなし』なのですから.ご興味のある方はご覧ください.
病理

グルコキナーゼ活性化薬[4] 低血糖の時は寝ています

短期間の投与では すばらしい血糖値低下効果を示した グルコキナーゼ活性化薬 MK0941 は,投与期間が長引くにつれて次第に効果が薄れてしまいました.その原因は,あまりにもグルコキナーゼの活性を高めてしまったために,肝臓の処理能力を超えるグ...
その他

[別館記事更新] Sweet Georgia Brown

長引くコロナ禍で,なかなか趣味のジャズバンド演奏ができません.しかし こんな相棒がいればできるかも.ご興味のある方はご覧ください.
病理

グルコキナーゼ活性化薬[3]グルコース恒常性

前回記事の通り,投与開始直後には まるでインスリンかと思うほどの強力な血糖値低下を示したグルコキナーゼ活性化薬 MK-0941は,投与量が多いほど,また投与期間が長くなるほど,その効果は減少し,ついには 無投薬の状態とほとんど変わらないほど...
新型コロナ

[別館記事更新] 既存3製剤、コロナの重症化予防効果認めず

~~をのめば コロナにかからない~~を食べておけば コロナに感染しても重症化しないなどとよく耳にしますが,議論は分かれるでしょう. これらは立証が非常に困難だからです. 立証できないものは否定も肯定もできません.そんななかで,メトホルミン,...
病理

グルコキナーゼ活性化薬[2]

第2相試験前回記事 の通り,メルクが開発したグルコキナーゼ活性化薬 MK-0941の効果は目覚ましいものでした.その後も 数々の動物実験など,そして健常者を対象とした 第1相試験でもすばらしい血糖値低下効果を示しました.そこで,新薬承認に向...
症例

[別館記事更新] 落下星さんのブログ

『落下星の部屋』というブログがあります.天体観測と 故郷 千葉県の落花生をこよなく愛しながらも,糖尿病により52歳で亡くなられた男性のブログです.40代で糖尿病を指摘されましたが,放置していたため右目失明,下肢神経障害から血行障害→壊疽とな...
病理

グルコキナーゼ活性化薬[1]

グルコキナーゼ活性化薬とはインスリン分泌能力は十分あるのに,血糖値が上がってもインスリンが分泌されない.血糖値が上がり もはやグルカゴンの出番はないはずなのに,依然としてグルカゴンがバンバン出る.この不可解な現象は,単に膵臓のインスリン分泌...