病理 【続】[2型糖尿病]は存在しない[1] Ahlqvist説は 深まり広がりつつある 『2型糖尿病』というものは存在しない 2018年に スウェーデンのEmma Ahlqvist博士が発表した論文は,世界の糖尿病医学者に衝撃を与えました. この論文は,スウェーデンのScania県で新たに糖尿病と診断されたすべての患者のデータ... 2021.01.14 病理
食事療法 クリニックでは どんな栄養指導を?[2完] 『糖尿病』『栄養指導』をキーワードにしてネットでランダムに検索した 50のクリニックのホームページから,そのクリニックが 糖尿病患者にどういう栄養指導をしているのかを調べてみました. ほとんどのクリニックでは,『栄養指導』の詳細についてはふ... 2021.01.12 食事療法
食事療法 クリニックでは どんな栄養指導を?[1] 2019年に日本糖尿病学会は改訂された『糖尿病診療ガイドライン 2019』を発行しました. そこでは 「食事療法は 患者ひとりひとりごとに個別化されるべきだ」 という原則が表明されています. これは それ以前の糖尿病学会の姿勢を180度転換... 2021.01.10 食事療法
学会 第64回日本糖尿病学会 ~注目のシンポジウム 次回の日本糖尿病学会で,私が注目しているシンポジウムです. なお 注目講演は 前回ご紹介しました. (C) acworksさん シンポジウム8 これからの糖尿病食事療法における課題と展望 これをもっとも注目しています. 非常に興味深いのは,... 2021.01.08 学会
学会 第64回日本糖尿病学会 ~注目の講演 次回の学会は,どうも 全面WEB開催となる可能性大です. (C) さとう さん 通常 日本糖尿病学会は 3日間にわたり開催されます. ただしそのうち1日目の午後の前半は,全体講演・学会総会だけが行われ,それ以外の講演や一般発表は行われません... 2021.01.06 学会
学会 第64回 日本糖尿病学会 ブログ別館にも書きましたように,本年5月に開催される第64回日本糖尿病学会年次学術集会 は,前回と同様の 全面WEB形式になると思われます. 第64回日本糖尿病学会年次学術集会 直接 学会会場で行う講演・シンポジウムの場合は,講演後の質疑応... 2021.01.04 学会
その他 2021年 発進 予想が当らないことを祈りますが,本年は コロナの推移,そして国際/国内の 政治・経済・社会動向など 激動が続くのではないかと思われます. 振り返れば,私が社会人 一年生となった時は,何も考えていない のほほんとしたボンクラでした. まさか ... 2021.01.03 その他
その他 【本館・別館 共通記事】来年に期待しましょう 本年の最終更新ですので,本館・別館 共通記事としました. いやあ,本当に とんでもない1年でしたね. 1月に京都で開催された『第23回 日本病態栄養学会』に参加した時は,中国で 『武漢 コロナウイルス』が蔓延していること,そして 中国人観光... 2020.12.28 その他
学会 2021年 糖尿病治療は変わるか[7完] 2013年にタイムスリップ? 先月(11月8日) TBS系列で全国配信されている『健康カブセル! ゲンキの時間』という番組で,『まだ間に合う! 糖尿病対策』が放映されました. ゲンキの時間(C) 中部日本放送 CBC とくにお粗末だったのが; Q.炭水化物を控えると糖尿... 2020.12.26 学会
学会 2021年 糖尿病治療は変わるか[6] コンセンサスに達した? 『糖尿病診療ガイドライン』『食事療法』『コンセンサス』で検索していたら,この記事が出てきました.学会の発行する『糖尿病』2020年3月号 第63巻3号の記事です. 糖尿病第63巻3号 『コンセンサスステートメント策定に関する委員会』とは,日... 2020.12.24 学会
学会 2021年 糖尿病治療は変わるか[5] ご意見募集中 食品交換表のアンケート 今年の6月に発行された『糖尿病』第63巻6号にこういう記事がありました. 『糖尿病』第63巻6号 この記事の著者は,全員 学会の『食品交換表 編集委員会』の委員です.現在の食品交換表 第7版は2013年に発行されたも... 2020.12.22 学会
学会 2021年 糖尿病治療は変わるか[4] 学会誌を見ると 日本糖尿病学会が発行している月刊学術誌『糖尿病』 第63巻 10号には,『糖尿病診療ガイドライン 2019』を今後どのように活用していくのかという特集が掲載されています. (C)日本糖尿病学会 特集 残念ながら,学会会員でないと発行時点から... 2020.12.20 学会
学会 2021年 糖尿病治療は変わるか[3]糖尿病専門医研修ガイドブック-2 今月発売されたばかりの 『糖尿病専門医研修ガイドブック 改訂第8版』(以下 『ガイドブック』)の感想です. 今後の『新制度専門医』は,このガイドブックで糖尿病のイロハを学んできた医師ばかりになるでしょう. (C)日本糖尿病学会 内容は膨大 ... 2020.12.18 学会
学会 2021年 糖尿病治療は変わるか[2] 糖尿病専門医研修ガイドブック-1 現在多くの病院・開業医・クリニックでは,看板に通常の内科・外科などという診療科区分だけでなく,『~~専門医』という表示があるのをよく見かけます. この『専門医』という表示は,もちろん 誰でも自由に名乗れるわけではありません. では その表示... 2020.12.16 学会
学会 2021年 糖尿病治療は変わるか[1] 現在までの学会の動き 昨年9月に日本糖尿病学会が発表した『糖尿病診療ガイドライン 2019』は,それまでの『糖尿病患者の食事療法は,病態・年齢・性別にかかわらず,すべて一律に同じもの』という頑なな姿勢を転換したものでした. (C) 日本糖尿病学会 しかし,それ以... 2020.12.14 学会
学会 2021年の学会情報 もう12月 例年であれば,そろそろ 年明け1月に開催される 日本病態栄養学会 の参加準備を始める頃です. 今年1月の第23回 日本病態栄養学会は,コロナ騒ぎ直前だったので参加できました. しかし,当初予定されていた 第24回学会はお流れにな... 2020.12.12 学会
病理 『2型糖尿病』は存在しない[24完] ぞるばの提案 このシリーズの締めくくりです. 本記事は Ahlqvist博士の画期的な新説について,しらねのぞるばによる勝手な感想ですから,真に受けないでください. 壊れたら直します エンジニアリング技術者ならよくご存じですが,工場の生産設備や,送電設備... 2020.12.10 病理
病理 『2型糖尿病』は存在しない[23] 4通りか 1,000万通りか 現在の糖尿病分類が1型/2型/それ以外に少数の糖尿病なのに対して, Ahlqvist博士は ,1型/2型を新たに5つに分類すべきと唱えています. その考えに従えば,現在の2型は4種類になります. この博士の提案に対して,世界の臨床医からは,... 2020.12.08 病理
病理 『2型糖尿病』は存在しない[22] 4色パレット (C) acworks Ahlqvist博士が,従来の1型/2型糖尿病ではなくて,あらたに5つの分類を提案した時に,世界の糖尿病臨床医学界から出た異論で多かったのは; 糖尿病は,特に2型糖尿病は 患者ごとにまったく病態が多様である.したがっ... 2020.12.06 病理
病理 『2型糖尿病』は存在しない[21] 日本人の解析結果-3 【転帰】とは 「転帰」とは病状の変化全般を指す言葉です. 「病状の変化」なので,治癒に向かって良くなることも,病気が悪化することも,変化があればすべて転帰です. ※ 余談ですが,「転帰」はいつから医学用語として使われるようになったのでしょう... 2020.12.04 病理