グルコキナーゼ[1]

朝寝坊!

時計を見てビックリ!

しかし 急げば遅刻にはならないと いつもの道を車で走る.
この道路は 制限速度 60km/hだが,少し 飛ばし過ぎかな? と思い 速度計に目をやると;

なんだ,気のせいか.

焦ってるからなと思い,安心して アクセルをグッと踏み込んだところで,後方からサイレンと共にパトカーがっ!!

警官『免許証を拝見』

ドライバー『おっかしいなぁ,制限速度は守ってましたよ?』

ところが追跡したパトカーの記録を見せられて愕然. 92km/hですと...速度計が故障していた orz

グルコキナーゼ

上記は架空のたとえ話です.
なぜこれを持ち出したのかと言えば,この記事で;

長年 SU剤を常用していた高齢の2型糖尿病患者の症例です. 高齢者にSU剤投与を続けることは低血糖の危険性が高いので,SU剤を中止することにしました.ところがSU剤をDPP-4阻害剤などに切り替えたら突然HbA1cが急上昇しました.あわててSU剤投与を再開したところ,すぐにHbA1cが元にもどったというケースです.

第65回 日本糖尿病学会 P-94-5

この症例,考えれば考えるほど不思議です.

高齢になって,膵臓β細胞が衰えているのであれば,あるいは長年にわたるSU剤投与によりβ細胞のインスリン分泌が完全に枯渇しているのであれば,SU剤を中断してもHbA1cが急上昇することはないはずです. しかし SU剤の投与再開で HbA1cが速やかに低下したということは,膵臓にはまだ十分なインスリン分泌能力があるわけです.ということは血糖値が上がっているのに,それに対応してインスリンが分泌されなくなっているだけではないでしょうか. これはつまり,冒頭の『速度計の故障』と同じで;

血糖値上昇しているのに 体がそれを感知できなくなった

 と考えられます.

では,血糖値が上がりすぎていることを人体はどうやって感知しているのでしょうか?
それがグルコキナーゼです.

グルコキナーゼとは何でしょうか?  これでしょうか.

  

それは心斎橋のグリコです.

[続く]

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