病理

ブリットル型糖尿病[2] 従来の説明では

現在の糖尿病学では現在の糖尿病学ではブリットル型(不安定型)糖尿病というものは存在しないという立場です.実際 日本糖尿病学会が発行している『糖尿病 治療ガイド』や,WHOの糖尿病ガイドラインには『ブリットル型(不安定型)糖尿病』という言葉は...
その他

[別館記事更新] 原因と結果

体内で炎症が発生しているかどうかの指標として 「C反応性タンパク」(CRP = C-Reactive Protein)の血中濃度が検査されます. 炎症と戦う免疫反応の結果として CRPが大量に作られるからです. 正常時のCRP値は 0.3m...
病理

ブリットル型糖尿病[1]

日本糖尿病学会の最新の『糖尿病治療ガイド2022-2023』には;(C) JDS糖尿病とはインスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝的疾患である糖尿病治療ガイド2022-2023 p.14と書いてあります.一言でいえば血糖値は...
その他

[別館記事更新] 手頃な統計学

『数字は嘘をつかないが,嘘つきは数字を使う』これはは政治アナリスト・伊藤惇夫さんの名言 です.そのバリエーションとしてこういうことも言えると思います.統計は嘘をつかないが,詐欺師は統計をうまく使う一見 正しい統計解析の結果とみえるものが,実...
食事療法

糖質制限も12年目に

糖尿病自覚の経緯私のこれまでの経緯は,このブログの『これまでの経緯』に書いた通りです.『自分は軽症だが間違いなく糖尿病だ』と自覚したのは,当時勤務していた会社の産業医が警告してくれたからでした.そこで それ以上糖尿病が本格化しないように,2...
その他

[別館記事更新] 医師はアナログ 患者はデジタル

『たぶんこれくらい』というのは,アナログ的な表現です.一方,デジタル的表現とは,1か0 すなわち Yesか そうでなければ Noであり,中間はありません.ここが食い違っていると,『たしかに言った』『そんなこと言ってない』になってしまいます....
イメグリミン

イメグリミン速報[2] 血糖値がストンと20mg/dl下がった

かなり強力な治療を長年継続してきたにもかかわらず,HbA1cが7%~10%から下がらない2型糖尿病患者に対して イメグリミンを追加投与した症例が報告されています.Oda 2022この報告の特徴は,イメグリミンの追加服用の前後に それぞれ2週...
その他

[別館記事更新] 正倉院展に行ってきました

今から1300年前の奈良時代でも 元気な高齢者はいたのです.ご興味のある方はご覧ください.
イメグリミン

イメグリミン速報[1] 服用開始直後の効果

イメグリミン(商品名:ツイミーグ)については,本ブログでも以前から注目しておりました.イメグリミンは 2021年9月に販売され,それまでの臨床試験ではなく 実際に糖尿病患者への投与が始まりました. その効果については 本年 5月に神戸で開催...
食事療法

[別館記事更新] ~を食べれば ガンにならない

『~には発がん物質が含まれているから食べない方がよい』 これは 発がん性の程度にもよりますが 頷けます.しかし,『~を食べれば ガンにならない』 これはどうでしょうか.それはどうやって証明されたのでしょうか.ご興味のある方はご覧ください.
薬物療法

11β-HSD1阻害薬[10完] それを言っちゃあ おしめえよ

11β-HSD1阻害薬はなぜ注目されたのか1990年~2000年の状況はこうでした.メタボの人やストレスを受けている人では,副腎皮質ホルモンの一つであるコルチゾールが多いCushing病の典型は内臓脂肪のみが肥大する症状だが,この病気ではコ...
食事療法

[別館記事更新] プロテインバー

筋肉量の減少は,高齢者のフレイル・サルコペニアの一因となります.したがって,高齢者は若者よりもむしろ多めの蛋白質を摂るべきなのですが,まとめ食いをするのではなく 各食事で なるべく均等に摂ることが効果的と言われています.それはわかっているの...
薬物療法

11β-HSD1阻害薬[9] Cushing病ではどうなのか

クッシング病は,日本では年間100人程度が発症する指定難病の一つで,発症機構・原因はさまざま です.したがって手術等で治療可能なものから治療法不明のものまであります.ただほとんどの場合,コルチゾールの過剰分泌という症状を示すので,11β-H...
食事療法

[別館記事更新] 健康常識のまちがい

『米国のマクガバン・レポートは,江戸時代・元禄期の日本食を理想的な健康食だと絶賛した』とは,今でも健康雑誌やネット情報などで 見かけます.昔は米国議会の公文書などというものは おいそれとは入手できませんでした.だから『マクガバン・レポートに...
薬物療法

11β-HSD1阻害薬[8] 権兵衛が種まきゃ

ホルモンは人体内には微量で存在するものですが,それは生理作用が強力だからです. したがって,ホルモンの量が急増あるいは急減すると,時に致命的なことが起こります. これは インスリンを間違って過剰に注射した場合,低血糖で死に至る例を見れば明ら...
その他

[別館記事更新] 大阪の粉もん

大坂は粉モノ(大阪弁では「粉もん」)の土地柄と言われます.しかし,すべての粉モノが大阪発祥というわけではないようです.ご興味のある方はご覧ください.
薬物療法

11β-HSD1阻害薬[7] 途絶えた消息

Incyte社が開発した11β-HSD1阻害薬 INCB13739は11β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素(11β–HydroxySteroid Dehydrogenase)のType1のみを阻害し,Type2は阻害しない『選択的 11β-...
その他

[別館記事更新] エンジンブレーキ

(C) arare さん私は車ではなく 二輪なので,急な下り坂では ギアをシフトダウンして スロットル(=アクセル)を緩める,つまりエンジンブレーキをかけます.大型観光バスを運転するプロの運転手が このエンジンブレーキを知らなかったとは驚き...
薬物療法

11β-HSD1阻害薬[6] 糖尿病患者への投与結果

11β-HSD1阻害薬として,現在もっとも有力視されている Incyte社のINCB13739の第2相 臨床試験結果が報告されています.Rosenstock 2010この試験では,それまでにメトホルミン単独(平均=1,500mg/日)治療を...
病理

[別館記事更新] 糖尿病性神経障害:知覚異常(温感障害)

『糖尿病になっても,初期には痛くも痒くもない』とはよく言われることです.しかし,実際には 『呼吸に応じた心拍変動』が起こらなくなったり,『食後低血圧で気分が悪くなる』という現象は発生しています. ただ これらはなかなか気づきにくいですね.し...