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デンシエット

昔のことです.会社の仲間が糖尿病で入院したので見舞いに行ったことがありました.当時は 糖尿病のトの字も知らない無知でしたが,病室に出されている食事を見て驚きました.(C) KONIさん子供の茶碗サイズに白米とお粥の中間のような柔らかいご飯,...
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先生,指示された通りの食事をしたのですが

前回記事に書いた通り,日本糖尿病学会は専門医向けには:『短期間であれば 糖質制限食は血糖コントロールに有効である』と解説する一方で,患者向けには:『糖質制限食はお勧めできません』と正反対のことを言っています.では,両者の間で板挟みになる一般...
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出ませんね

日本糖尿病学会が4月に発行した『糖尿病診療ガイドライン 2024』には こう書かれています.【A】2型糖尿病の血糖値コントロールのために,6~12ヶ月の短期間であれば炭水化物制限は有効である.(C) 日本糖尿病学会しかしながら 同じく日本糖...
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鍔迫り合い(つばぜりあい)

日本糖尿病学会は,『糖尿病診療ガイドライン 2019』に続いて,その改訂版である『糖尿病診療ガイドライン 2024(以下 GL-2024)』を発行しました.GL-2024は,書籍として購入すると 4,950円ですが,太っ腹なことに 現時点で...
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【速報】糖尿病診療ガイドライン 2024発行

事前アナウンスでは「2024年秋頃」とされていましたが,『糖尿病診療ガイドライン 2024』が 5/23に発売されるようです.糖尿病診療ガイドラインは 前回の発行が2019年でしたから,5年ぶりの改訂となります.前回打ち出した『糖尿病の食事...
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[別館記事更新] HbA1c万能主義の弊害[続]

『血圧の高い患者が来たら降圧剤を出す. LDLの高い患者が来たらスタチンを出す.糖尿病患者が来たらHbA1cだけを見て 高ければ投薬強化する』こういう医師は結構います.専門医ならともかく,あれもこれも診なければいけない一般内科医の場合は,糖...
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【速報】『健康食スタートブック』は来年3月

シリーズの最中ですが,臨時ニュースです.この記事で;今年の1月にアナウンスされた『健康食スタートブック』は,いったい いつになったら発行されるのだろうか,と書きました.その答えが,日本糖尿病協会(=日本糖尿病学会が主導する患者団体)のHPに...
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学会の動き[追加]

前回記事で触れた 糖尿病関係の学会情報で,『次回 第27回(日本病態栄養学会の)年次学術集会開催がアナウンスされました』と書きましたが,その後 日本病態栄養学会から 概略日程がアナウンスされています.注目されるのは,2日目(1/27)の こ...
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学会の動き

私が旅行中に 学会関係でいくつかトピックスがありました.日本糖尿病学会投薬アルゴリズム改訂日本糖尿病学会は昨年9月に『2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム』を発表しました.このアルゴリズムでは,同じ2型糖尿病でも,肥満の人(=インスリン抵抗性...
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痩せ型糖尿病-4【完】

米国人ならみな同じか米国にはよく出張しました.先方の会社の社員とは 顔なじみになり,自宅に招かれるほど懇意になった人もいます.会議では,なごやかな商談の時もあれば,時には怒鳴り合いに近い真剣な対決もありました.ただ仕事が終われば ざっくばら...
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肥満パラドックス [3完] めざせ 縄文ビーナス

BMI=36の日本人と聞いてどういうイメージを思い浮かべますか? ほとんどの人は ものすごい肥満体だと思うでしょうね.実際 日本でも米国でも BMIが35を超えれば『高度肥満』に分類されています.しかし,この例をご覧ください.現在 十両の炎...
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肥満パラドックス [2] 否定論もありますが

肥満の人の方が,正常体重の人よりもむしろ死亡率が低い(ただし高齢者の場合)これが【肥満パラドックス】です.肥満は健康長寿の大敵です. 絶対に肥満は避けましょう.そのためには 仙人のような低カロリー・低脂質でバランスのよい食事が第一です.今ま...
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肥満パラドックス Obesity Paradox[1]

パラドックスとは『逆説的真理』です. 直観的には『そんな馬鹿な』と思えるけれど,実は正しいという事象を指します.本ブログでも『富山パラドックス』を取り上げたことがありました.都道府県別 『経済的豊かさ』ランキング でも堂々の2位 ,しかも新...
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[別館記事更新] 糖尿病あみだくじ

このあみだくじには 賞品はありません.なぜなら このくじの『大当たり』は『何もなし』なのですから.ご興味のある方はご覧ください.
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筋肉量と糖尿病[1]~日本病態栄養学会報告より

筋肉は血糖の吸収体です

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『糖尿病診療ガイドライン2019』読みました

400頁もありますが,それにしては....

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【緊急速報】糖尿病診療ガイドライン2019 オンライン公開

新ガイドラインがオンラインで公開されています

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ガイドラインと医師

学会が作成したガイドラインだからといって,医師は守る義務はありません. ただ問題は...