予告編かも

日本糖尿病学会のHPを見ていたら,『糖尿病特集のご案内:「厚生労働」(厚生労働省)』というアナウンスがありました.
リンク先をみると,これは厚労省の広報誌で,そこに糖尿病の解説記事が掲載されていました.

(C) 厚生労働省

こんな雑誌があるのですね.
主な記事はWEBからも閲覧できますが,その中に『糖尿病ってなぁに?』という記事がありました.

学会が案内していたのはこの記事のことです.ごく一般的な糖尿病の解説でした.この記事の著者は記載されていないのですが,まあ 日本糖尿病学会が原稿を提供したのでしょう.内容自体は,可もなく不可もなくです. しかし ひねくれた ぞるばはこう思うのです.,

この記事でも述べましたが,特に医学文献では,『何が書いてあるのか』よりも『何が書かれていないのか』に注目して読むことが必要です.

そういう曇った心で この『厚生労働』の記事を読むと,食事療法についてはこう書かれていました.

  1. バランスの取れた食事
    野菜、果物、全粒穀物、魚、豆類などを中心とした食事を心がけ、糖分や脂肪分の多い食品を控えめにします。1日3食規則正しく食べることや、間食はヘルシーなスナックを選ぶことが大切です。

はい,この文章について 何もケチをつけるつもりはありません.その通りです. しかし『書かれていること』よりも,『何が書かれていないのか』という観点でみると『炭水化物は 必ず 50-60%』とは書いておりません.また『魚・豆類』と書いてあるのに,『』は書いておりません.肉を食べたら『バランスの取れた食事』にはならないと主張しております. この表現から見て,やはりこれは日本糖尿病学会が書いたものだなと思いました.そして 同時に,遅れに遅れて それでも年内には発行されるはずの『糖尿病治療ガイド 2024-2025』は,多分この路線なのかなと思いました.


ところで,厚労省がこんな月刊広報誌を出しているとは知りませんでした. 厚労省が出しているのなら,他の中央官庁も出しているのではないかと探してみたら,ありました. 財務省もこういう雑誌を発行しています.

(C)財務省

現時点での最新号 2024年10月号を見ると,こういう記事がありました.

日本語と日本人(第7回)
 
そして「ホラ」を尊重する文化に磨きがかかっていったのが江戸時代だ。

日本人は昔から馬鹿馬鹿しい『ホラ話』が好きだった,という面白い記述です.
そうですね. もちろん その文化は財務省にもしっかり受け継がれています.

なにしろ 『国民一人あたり1085万円の借金』 などという壮大な「ホラ」をぶっ放しているのですから.

もっとも,財務省ってエゲつないですね. 財務省に逆らう人間は,スキャンダルをバラしてでも黙らせようとするのですね.

 

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