血糖値

血糖値

悩ましい食後血糖値

食後高血糖という悩ましいテーマについては,この本館ブログでも,また別館ブログでも 何度も取り上げています. 特にリブレが普及してきた現在,食後の血糖値の動きに悩まされる人はかえって増えたのではないでしょうか. 食事内容と食後血糖値との関係を...
ガイドライン

HbA1cは重視すべきだが

測定誤差 物理学や工学の分野では,実験を行うにあたり 測定器の精度を見積もることはきわめて重要です. 曲がったものさしでは 正確に長さを測れません. 不正確な温度計を使っていては 時に大事故を起こします. したがって現場の技術者が測定器を与...
病理

[別館記事更新]食後血糖値がライフスタイルの違いで

先月までは,炭水化物だらけの外食を食べつつ,しかし 一日中体を動かしていました. しかし自宅に戻った今は,静養のため 普段通りの生活ですが さすがに運動する気力はありません. で,食後の血糖値はどうなったのでしょうか? ご興味のある方はご覧...
ガイドライン

[別館記事更新] HbA1c万能主義の弊害[続]

『血圧の高い患者が来たら降圧剤を出す. LDLの高い患者が来たらスタチンを出す.糖尿病患者が来たらHbA1cだけを見て 高ければ投薬強化する』 こういう医師は結構います.専門医ならともかく,あれもこれも診なければいけない一般内科医の場合は,...
病理

[別館記事更新] ネットバンキングと血糖値

血糖値変動の原因は食事だけとは限りません. 交感神経を高めるホルモンでも上昇します. ですから,ストレスを感じたら血糖値が上がるのは ごく自然な現象です. しかし,ここまで敏感なのかと驚きました. ご興味のある方はご覧ください.
学会

第66回日本糖尿病学会の感想[20] HbA1cの値がリブレと病院検査で一致しない

【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】 リブレを使っている方の『あるある』です. リブレ...
イメグリミン

第66回日本糖尿病学会の感想[15] イメグリミンでHba1cがすぐには下がらないのは

【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】 イメグリミンは投与開始してもすぐには効いてこない...
学会

第66回日本糖尿病学会の感想[11] 電磁波が染み込んでくる

【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】 血糖値測定器に関する学会発表です. といっても,...
学会

第66回日本糖尿病学会の感想[10] SMBGで校正できるCGM Dexcom G6

【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】 2022年12月の医療保険制度改正によって,DE...
学会

第66回日本糖尿病学会の感想[9] リブレは体温・気温の影響を受けるか

【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】 実際の口演の順序とは前後しますが,昨日の記事とも...
学会

第66回日本糖尿病学会の感想[8] リブレ3が登場?

【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】 これだけリブレが普及すると,もちろんリブレを活用...
学会

第66回日本糖尿病学会の感想[7] ステロイド治療中の血糖値管理

【この記事は 第66回 日本糖尿病学会年次学術集会を聴講した しらねのぞるばの 手元メモを基にした感想です. 聞きまちがい/見まちがいによる不正確な点があるかもしれませんが,ご容赦願います】 ステロイドとは,副腎皮質ホルモンであり,強力な抗...
血糖値

[別館記事更新] 食後高血糖[10完] あれこれ 組み合わせて

糖尿病では,食事療法と運動療法とは車の両輪と言われます.しかし,それは『みんなが同じやり方で』ではないでしょう. 人それぞれに,自分に合った 長く続けられる方法でいいのだと思っています. ご興味のある方はご覧ください.
血糖値

[別館記事更新] 食後高血糖[9] ドトールのミラノサンドA

食後の血糖値上昇は,もちろん 糖質の量でほぼ決まります. ですから それを薬で抑え込むよりは,糖質をセーブした方が 確実で効果的です. ただし,『ええと,この食品の糖質の量は...』などと見積もるよりは,具体的に『ミラノサンド,及びそれによ...
血糖値

[別館記事更新] 食後高血糖[8] 国会図書館のカツカレー

自分が糖尿病と自覚した時,最初は日本糖尿病学会推奨の『食品交換表』にしたがって(当時は第6版でしたが),炭水化物60%をきっちりと守っていました.そうしなければならないと思っていたからです.しかし,あまりにも食後の血糖値上昇が激しいのでαー...
薬物療法

[別館記事更新] 食後高血糖[7] ぞるばはどうしたか

この記事で紹介したα-グルコシダーゼ阻害薬 は,私も試したことがありますが,現在は服用していません. それは文献に書かれているほどの効果が 私にはみられなかったからです. ご興味のある方はご覧ください.
薬物療法

[別館記事更新] 食後高血糖[6] DPP-4阻害薬ではどうか

DPP-4阻害薬は,食後に分泌されるインクレチン(GIP,GLP-1)の効果を強化して,インスリン分泌を増大させる薬です.つまり,DPP-4阻害薬は強力に食後血糖値上昇を防止するはずです. それでは 実際の効果はどれほどなのでしょうか. ご...
薬物療法

[別館記事更新] 食後高血糖[5] α-グルコシダーゼ阻害薬があるじゃないか

現在の糖尿病薬物療法において,ストレートに食後高血糖を薬効としているものはα-グルコシダーゼ阻害薬のみです.ところが α-グルコシダーゼ阻害薬でどれほどの効果があるのか,数値で説明されていることはほとんどみかけません.処方薬の説明パンフでも...
薬物療法

[別館記事更新] 食後高血糖[4] タイミングよくインスリンを打てば?

食後に血糖値が上昇するのなら,常に血糖値を測定して それに見合ったインスリンを小刻みに注射すればいいではないか 理論的にはたしかにうまくいきそうですね.そして それを自動的にやってくれるシステムも(高価ですが)存在します. では その結果は...
血糖値

[別館記事更新] 食後高血糖[3] 博士の頭痛

現在 糖尿病の薬はインスリン,経口薬含めて 数十種類もあります.したがって,よほど重度の糖尿病でない限り,きちんと治療を行えば せいぜい数ヶ月でHbA1cを安全ライン(<7%)にまでコントロールできるようになりました. ところが 食後高血糖...