新宿会計士様のブログです
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しかも,本日には 『新型コロナウイルスの感染検査がどうして日本では迅速・大量にできないのか?』という疑問を解いてくれる記事が掲載されています.
非常な長文ですが,この記事は 実際の生物工学・微生物学・防疫研究者である「ケロお」様の投稿記事で,正確な情報が詳細に解説されておりますので,私と同じ疑問を抱いた方は,ぜひご一読をすすめます.
では 中国ではどうやって?
この記事を読んで,更に疑問に思ったのは,『ではこれまでに6万人以上の感染者が確認されている中国ではどうしているのだろうか?』ということです.絶対感染率は依然不明ですが,しかし少なくとも100万人を超える感染検査を行ったはずで,これがすべて rt-PCR(リアルタイム ポリメラーゼ連鎖反応検査)法だとは思えません.
これは【私の個人的感想にすぎませんが】,現地では おそらくなんらかの簡易検査法も併用しているのではないかと思います. 実際 中国は過去2回,『診断基準』つまり 新型コロナウイルスに感染したかどうかを判定する基準を2回変更していて(2月10日 及び 18日頃),頻繁な診断基準変更は 患者数の正確な把握を困難にするのではないかという専門家の意見もあります.
インフルエンザ感染の有無は,現在迅速検査キット があり,検体を採取したその場で10分ほどで簡易判定ができるようになっています. しかし新型コロナウイルスの場合は,このウイルスに対して信頼性高く 抗原抗体反応を呈するキットの開発はまだまだ先のことだと思われます. 基本的には 密室・密集空間に長時間滞在しないことが現時点での最良の防衛手段と思われます.
コメント
外出自粛は良いとして、ここ、1~2週間が正念場だから「病院にも行くな」的な事を記者会見で言っている有識者?がいますが、病院に行かなければコロナかインフルか、はたまた別の病気なのか分からない(病院に行ってもコロナがすぐには分からないけど)。
自宅療養で重篤化しないのか、重篤化に至る経緯も公表されていない?、そういう情報が与えられない状況で、それは論理的に破綻していませんかと強く言いたいですね。
御用学者の記者会見を聞いても何の役にも立ちません。
国のトップはコロナの対策会議にはちょっと顔を出すだけで、毎晩別件の会合に出席しているようですが、全くやる気を感じません。
首相が陣頭指揮をとっていると言う感じは全くありません。避けているようにさえ感じます。
ここ1~2週間が正念場と言う事自体、信憑性も論理性も感じません。
暖かくなるころにはおさまるだろう的な希望的観測も聞こえてきますが、なぜ暖かくなればおさまるのか、全くわかりません。
タイ、イランでも患者は複数出ています。なぜ暖かくなればおさまると言えるのでしょう。
基本的にこの手のものは、ある程度の期間を経て抗体を持つ人の割合が増えて、自然に収まっていくと言うのがセオリーではないでしょうか。
これまでに検疫で封じ込めて鎮静化させた経験はあるのでしょうか。
政府および御用学者の発言を聞くたびにイラっとします。
以上はあくまでも私の感想であり、実態を表しているかどうかはわかりません。どなたか、教えてください。
本日時点で国立感染症研究所HPに掲載されている情報では;
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html
感染が疑われる患者からの検体採取・輸送などについては,たしかに詳細なマニュアルが掲載されています.
しかしながら,昨日 本ブログのコロナ関係の記事を,『新宿会計士』様のブログにて紹介したところ,
『現場の医師としては,感染の初期症状がどのようなものなのか,判定基準がないことに苦慮しいてる』とのコメントがありました.
たしかに上記HPで公表されている,国内の感染例での症状は,ここに短く書かれているだけで,これだけで感染疑いを判定せよというのは無理でしょう.
国内で報告された新型コロナウイルス感染症確定例12例の記述疫学(2020年2月3日現在)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2488-idsc/iasr-news/9387-481p01.html
もちろん,専門家なのですから,私がこのブログで紹介した海外の文献を含め,あらゆる関連文献には目を通しているはずです.
ただ現時点では,あまりにも報告例(=精査した患者数)が少なく,明確なカットオフラインが引けないのではないかと推測しています.
あいまいな判断基準では,風邪・インフルエンザと区別がつきません. しかし,厳密に判定しようにも『こういう症状を示せばコロナの可能性が高い』という特徴的な兆候が見出されていないのです.