食事療法

食事療法の迷走[27] カーボカウント

大規模臨床研究 DCCTでは.緻密な計画が功を奏して きめ細かい糖尿病管理が確実にHbA1cを低下させ,しかもそれが持続して合併症の発生・進行も抑制できることを 鮮やかに証明しました. N Engl J Med 1993; 329:...
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食事療法の迷走[26] HbA1cが低いと合併症も少ないとわかった

DCCT 少し年代をさかのぼりますが,1993年にDCCT( The Diabetes Control and Complications Trial)という臨床研究の結果が発表されました. N Engl J Med 1993...
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食事療法の迷走[25] 2002年 食品交換表 第6版に改訂

食品交換表 第6版 2002年に食品交換表は第5版から第6版に改訂されました. (C)日本糖尿病学会 第5版から第6版への変更点は ごくわずかで3箇所だけです.ただし そのうち2箇所は,本質的な変更ではありません. ...
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食事療法の迷走[24] 食品交換表 第5版~第6版の間には

1993年に『日本食は理想の健康食』を前提として,食品交換表第5版が発行されました.しかし その翌年 米国糖尿病学会が『万人に共通した栄養素比率など存在しない』と声明を出して,『あれれ?』となりました. その後 日本糖尿病学会はどう...
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食事療法の迷走[23] 米国『炭水化物比率の指定はやめた』日本『ええっ?』

すべての日本人は炭水化物60%を守らなければならない 1986年に米国糖尿病学会(ADA)は,食事ガイドライン "Nutritional Recommendations and Principles for Individuals ...
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食事療法の迷走[22] 日本食こそ世界の理想食だ!

Japan as No.1 敗戦の焼け跡から高度成長が始まり,年ごとに暮らしが豊かになっていった日本にとって,マクガバン・レポートと相前後して出版された Ezra Vogelの "Japan as Number One"は,日本人の...
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食事療法の迷走[21] インスリン抵抗性説の浮上

日本人よりもはるかに心疾患死亡率の高い欧米で,各国の糖尿病学会が『糖尿病の食事療法では低脂質・高糖質の方が安全なのではないか』という方向に一斉に傾斜し始めたのが1980年代前半の動きでした. 日本糖尿病学会は,最初の頃は冷静だったのですが...
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食事療法の迷走[20] 揺れる日本糖尿病学会『これでいいのか?』

(C) 原へりな さん マクガバン・レポートは,その科学的根拠が批判されたにもかかわらず,1980年代になると『米国食事ガイドライン』『米国糖尿病学会食事療法ガイドライン』に『高糖質・低脂質食の推奨』という形で浸透していきました. ...
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食事療法の迷走[19] それでいいのか,ADA?

米国糖尿病学会(ADA)が1979年に発行した糖尿病食事療法ガイドラインで,根拠を明示せずに『一般論として脂質を控えた方がよい』と書いたことに,当然ながら 【異議あり!】が続出しました.そのもっとも強烈な例がこれです. 欧州糖尿病学...
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食事療法の迷走[18]米国糖尿病学会はどうしたか

反対者が続出したとはいえ,マクガバン・レポートの提言は米国糖尿病学会(American Diabetes Association = ADA)に大きな影響を与えました.マクガバン・レポートに多数引用された当時の文献では,ただでさえ高い米国...
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食事療法の迷走[17]米国 食事ガイドラインの成立

『米国人の食事は脂質過剰であり,それが心疾患増加の原因になっている』と訴えて マクガバン上院議員は特別調査委員会報告書(=マクガバン・レポート)を議会に提出しました.マクガバン議員は,これを米国人の食事基準として法案(Act)にまで持って...
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食事療法の迷走[16]マクガバン・レポートは日本食を絶賛した?(3)

前回は,マクガバン・レポートの第1版・第2版 報告書で,日本という単語("Japan" 又は "Japanese")が登場する箇所を検索してみました.今回は,その第2版報告書に参考として添付された『補足文書一覧』(Supplemental...
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食事療法の迷走[15]マクガバン・レポートは日本食を絶賛した?(2)

マクガバン・レポートは『日本の,それも江戸時代・元禄期の日本食が理想的な食事だと結論した.』というのはデマであると書いた,この記事について; マクガバン・レポートでは,日本の食事が心疾患の低い原因だと評価しています というご指...
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食事療法の迷走[14]マクガバン・レポートは日本食を絶賛した?(1)

前回までの記事で, 『マクガバン・レポートが日本の,特に江戸時代・元禄期の日本食を理想的と評価した』というのはデマである と書きましたが,これについて マクガバン・レポートでは,日本の食事が心疾患の低い原因だと評...
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食事療法の迷走[13]マクガバン・レポートの実際2

マクガバン議員が,当時の米国人の平均的な食事から見れば,『大幅に脂質を減らして,糖質の摂取を増やす』よう提案した,その動機は何だったのでしょうか?それは当時 議員(及びそのスタッフ)の手元に集まった資料を見れば明らかです.おそらく議員はこ...
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食事療法の迷走[12]マクガバン・レポートの実際1

マクガバン・レポートの風 前記事で,第5版の食品交換表が それまでの路線から正反対に豹変したのは,米国からの風であったと書きました.その起点が,1977年に米国 上院 特別調査委員会から出された"Dietary Goals for ...
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食事療法の迷走[11]食品交換表 第5版に至る背景

第5版を生んだ背景 食品交換表は,初版から第4版までは,「1,200kcalまでは基礎食として炭水化物/脂質/蛋白質の摂取量を指定. それ以上は付加食で患者の自由」であったのに.第5版からは箸の上げ下ろし,いや, 「カロリー・...
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食事療法の迷走[10]食品交換表 第5版で基礎食はどうなった?

基礎食はどうなった? 食品交換表の第1版から第4版までは,糖尿病患者が主治医から1日の摂取カロリーを指示されたら(例えば 1,600kcal/日というように),1,200kcalまでは 基本的な必須栄養は必ず摂れるように「基礎食」と...
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食事療法の迷走[9]食品交換表 第5版で大きく転換

食品交換表 第5版 1993年には,食品交換表 第5版が発行されました. 食品交換表 第5版(1993)(C) 日本糖尿病学会 この第5版は,それまでの第1~第4版とは内容がガラリと変わりました. 名称を変更 ...
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食事療法の迷走[8]食品交換表 第2版から第4版まで

食品交換表 第2版 1965年に食品交換表 第1版が発行された4年後の1969年に 改訂第2版が発行されました.これ以降 定期的ではないものの,数年おきに改訂されて現在の第7版に至っています. 食品交換表 第2版 (1969)...