病理

【続】[2型糖尿病]は存在しない[8] SIRDは糖尿病ではない?

Ahlqvist博士が提案した 『2型糖尿病には4つのクラスター(=異なる4つの病気)が存在する』という説では,比較的軽度のもの(MARD,MOD)と 短期間に重症化しやすいもの(SIDD,SIRD)とに二分されます. SIDDに...
病理

【続】[2型糖尿病]は存在しない[7] 糖尿病発症に至るまで/発症後

糖尿病予備軍の段階で 既にクラスターに分かれているのであれば,もしもその人達が糖尿病を発症した場合に,Ahlqvist分類のどのクラスターに対応するのかどうかは,気になるところです. その対応が Wagner論文のSupplemen...
病理

【続】[2型糖尿病]は存在しない[6] ドイツと英国の予備軍クラスター

糖尿病の予備軍(=糖尿病リスクの高い人)の段階でも,既に複数のクラスターに分かれているのかどうかを調べた結果が,ドイツのWagner論文として報告されています. 今月のNatureに掲載された最新の論文です. 2型糖尿病 高リスク者...
病理

【続】[2型糖尿病]は存在しない[5] 先生のいない教室

Data-Driven Cluster分析とは この記事で 荒っぽく説明しましたように; Data-Driven Cluster分析とは, すべてのData同志の相互距離の合計が最小になるようにグループ分け...
病理

【続】[2型糖尿病]は存在しない[4] 危険な第6クラスター

「2型糖尿病」と呼ばれているものは,実はそれぞれがまったく異なる4つの病気をひとからげにしているだけである,というAhlqvist博士の新説は,欧米の糖尿病医学界に広がりつつあります. 予備軍の段階ですでに違うのでは Ahlq...
病理

【続】[2型糖尿病]は存在しない[3] 予備軍なら 皆 同じというわけではない

スウェーデンのAhlqvist博士は,従来 2型糖尿病と診断されている人でも,実は4種類(クラスター)の別の病気が含まれていることを明らかにしました. では,このクラスターは,どの時点で見分けられるのでしょうか? 糖尿病になってから...
病理

【続】[2型糖尿病]は存在しない[2] ワグナー分類

糖尿病予備軍の段階の人達に,Ahlqvist博士と同様にCluster分析を適用するとどうなったかというこの論文の著者は R.Wagner というドイツ/テュービンゲン(Tübingen)大学の新進気鋭の学者です. R.Wagner...
病理

【続】[2型糖尿病]は存在しない[1] Ahlqvist説は 深まり広がりつつある

『2型糖尿病』というものは存在しない 2018年に スウェーデンのEmma Ahlqvist博士が発表した論文は,世界の糖尿病医学者に衝撃を与えました. この論文は,スウェーデンのScania県で新たに糖尿病と診断されたすべて...
食事療法

クリニックでは どんな栄養指導を?[2完]

『糖尿病』『栄養指導』をキーワードにしてネットでランダムに検索した 50のクリニックのホームページから,そのクリニックが 糖尿病患者にどういう栄養指導をしているのかを調べてみました. ほとんどのクリニックでは,『...
食事療法

クリニックでは どんな栄養指導を?[1]

2019年に日本糖尿病学会は改訂された『糖尿病診療ガイドライン 2019』を発行しました. そこでは 「食事療法は 患者ひとりひとりごとに個別化されるべきだ」 という原則が表明されています. これは それ以前の糖尿病学会の姿勢...
学会

第64回日本糖尿病学会 ~注目のシンポジウム

次回の日本糖尿病学会で,私が注目しているシンポジウムです. なお 注目講演は 前回ご紹介しました. (C) acworksさん シンポジウム8 これからの糖尿病食事療法における課題と展望 これをもっとも注目しています. ...
学会

第64回日本糖尿病学会 ~注目の講演

次回の学会は,どうも 全面WEB開催となる可能性大です. (C) さとう さん 通常 日本糖尿病学会は 3日間にわたり開催されます. ただしそのうち1日目の午後の前半は,全体講演・学会総会だけが行われ,それ以外の講演や一般発表...
学会

第64回 日本糖尿病学会

ブログ別館にも書きましたように,本年5月に開催される第64回日本糖尿病学会年次学術集会 は,前回と同様の 全面WEB形式になると思われます. 第64回日本糖尿病学会年次学術集会 直接 学会会場で行う講演・シンポジウムの場合は...
その他

2021年 発進

予想が当らないことを祈りますが,本年は コロナの推移,そして国際/国内の 政治・経済・社会動向など 激動が続くのではないかと思われます. 振り返れば,私が社会人 一年生となった時は,何も考えていない のほほんとしたボンクラでした. ...
その他

【本館・別館 共通記事】来年に期待しましょう

本年の最終更新ですので,本館・別館 共通記事としました. いやあ,本当に とんでもない1年でしたね. 1月に京都で開催された『第23回 日本病態栄養学会』に参加した時は,中国で 『武漢 コロナウイルス』が蔓延していること,そし...
学会

2021年 糖尿病治療は変わるか[7完] 2013年にタイムスリップ?

先月(11月8日) TBS系列で全国配信されている『健康カブセル! ゲンキの時間』という番組で,『まだ間に合う! 糖尿病対策』が放映されました. ゲンキの時間(C) 中部日本放送 CBC とくにお粗末だったのが; Q.炭...
学会

2021年 糖尿病治療は変わるか[6] コンセンサスに達した?

『糖尿病診療ガイドライン』『食事療法』『コンセンサス』で検索していたら,この記事が出てきました.学会の発行する『糖尿病』2020年3月号 第63巻3号の記事です. 糖尿病第63巻3号 『コンセンサスステートメント策定に関する委...
学会

2021年 糖尿病治療は変わるか[5] ご意見募集中

食品交換表のアンケート 今年の6月に発行された『糖尿病』第63巻6号にこういう記事がありました. 『糖尿病』第63巻6号 この記事の著者は,全員 学会の『食品交換表 編集委員会』の委員です.現在の食品交換表 第7版は20...
学会

2021年 糖尿病治療は変わるか[4] 学会誌を見ると

日本糖尿病学会が発行している月刊学術誌『糖尿病』 第63巻 10号には,『糖尿病診療ガイドライン 2019』を今後どのように活用していくのかという特集が掲載されています. (C)日本糖尿病学会 特集 残念ながら,学会会...
学会

2021年 糖尿病治療は変わるか[3]糖尿病専門医研修ガイドブック-2

今月発売されたばかりの 『糖尿病専門医研修ガイドブック 改訂第8版』(以下 『ガイドブック』)の感想です. 今後の『新制度専門医』は,このガイドブックで糖尿病のイロハを学んできた医師ばかりになるでしょう. (C)日本糖尿病学会 ...