厚労省が公開しているNDB オープンデータ のごく一部を解析した例を紹介しましたが,



上記の記事では,糖尿病に関係のある肥満(BMI)と HbA1cの解析だけでしたが,「血圧はどうなっているの?」というメッセージをいただきましたので,下記にまとめてみました.

特定健診で血圧を測定された 男性 1,660万人,女性1,430万人,合計 3,100万人の収縮期血圧(上の血圧)の集計結果です.
数字だけではわかりにくいので,前回記事と同様に,40-44,50-54,60-64,そして 70-74歳と,年代別に分布グラフを書くとこうなります.


男性と女性では,傾向は似ているものの,数値分布は大きく異なることがわかります.
男性も女性も,年齢が高くなると血圧の高い人の割合は大きくなります. しかしながら,40代から60代までは,女性の場合は,血圧が正常な人が男性よりも圧倒的に多いのです.ただし,70代になると もはや男女の差異は見分けがつきません.
更にこのグラフを眺めていて感じたのですが,60代以降では,男性・女性とも 血圧160mmHgを超える人が,不自然な形で急に減少しています. これはおそらく この年代になると血圧降下薬を服用している人の方が多くなっている,つまり「薬で血圧を下げている人」が多くなるからでしょう.
このようなビッグデータの解析は,何も自分でやらなくとも,今や AIに 適切な質問さえ投げれば 実に要領よくまとめた結果を教えてくれます.
しかし,自分自身で解析すると,大きな傾向はこうなのだが,一部に妙なデータがある,などという,データの「美しくない」ところを,このように見つけることもあります. 実はそういう「変なところ」でたちどまって,これは何か?と考察するのもデータ料理の味わい方だったりします.

コメント