第26回 日本病態栄養学会の感想[1]

久しぶりの京都

久しぶりの京都での学会です.前回はなんと3年前,2020年の1月でした

その時点では,東京で屋形船での新型コロナ感染が大騒ぎになっていたものの,まだどこか他人事で,京都の街並みは普段通り観光客でにぎわっていました. オフシーズンであっても さすがに京都,年中いつでも観光客は多いのです.

地下鉄五条駅の地下コンコースも当時は人でいっぱいでした.中国から来た観光客でしょうか,コンコースのど真ん中で 大声で家族会議を開いておりました.
しかし,今回は京都市内はガラガラです.欧米 及び 中国以外のアジア各国から来られたと思われる観光客を チラホラ見かけた程度です.五条駅のレトロな案内ボーイも 寂しそうでした.

京都国際会館

京都国際会館は建築家大谷幸夫氏による設計で1966年に竣工しました. 神社建築を思わせる外観,キリリと引き締まった内部のフロア・回廊など いかにも京都らしい建築物です.しかもその後何度かの耐震改修工事を経ていますが,外観は完成直後のままであり,当初の設計の優秀さを証明しています.

例年通り 日本病態栄養学会はここで開催されました.

館内には 目立つ場所に装飾オブジェがいくつかあります. 今まで気になっていたのですが,今回2階踊り場フロアのオブジェをよく見たら画家 篠田桃紅氏の作品だったのですね.暗かったのでピンボケですが,机の後ろの壁面いっぱいのオブジェがそうです.

国際会議場の難点は,会議室の配置が複雑で非常にわかりにくいことです. 各会議室はフロアマップを見ると簡単に行けそうにみえますが,10回以上来ているのに今でも部屋から部屋に移動するときにはウロウロします.

女子駅伝

この学会の最終日は 往々にして 皇后杯女子駅伝 とぶつかります.今回もそうでした.このため,昔は 市内のホテルが結構予約しにくという事態が発生していました.現在では市内,特に洛中のホテルが非常に増えた(乱立?)ので,その心配はなくなりましたが.

京都国際会館前が折り返し地点です. すごいスピードで走りぬけていきました.全選手に力いっぱい拍手の応援を送りました.

次回より,学会見聞録をレビューいたします.

[続く]

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