閑話休題です.
視点を変えて,『このコロナ禍がなかったら,こんなことできなかったよな』という話です.
書類の整理が一気に進んだ
何十年にもわたって集めてきた楽譜,そして糖尿病になってからせっせと図書館に通って集めた医学文献のコピー,積ん読状態の書籍...これらがごっそりと片付きました.もちろん完全に一掃できたわけではないです.しかし,首都圏の緊急事態が延長されたので,多分 完全解除の頃には,これら書籍・書類の山も片付きそうです.
強力な武器1
私は以前から,購入した書籍は 全ページ 又は じっくり読みたいところだけをScanして電子化書類にし,持ち歩いているPCに入れて,出張の移動中に読んでいました.
ですので,PFUの両面同時スキャナ ScanSnapシリーズは,初代 fi-4110の頃から愛用しています.
この初代ScanSnapは,書類を表裏 同時に高速スキャンしてくれる優れものだったのですが,給紙機構がお粗末で,
- すぐに紙が曲がる,
- 薄い紙は巻き込んでしまう,酷い時には原稿をビリビリに破いてしまう,
- そのくせ少し厚い紙や摩擦の大きい紙はローラーに噛みこんで止まってしまう,
とまあイライラさせるシロモノでした.上質コピー紙しか対応していなかったのです.
その後の後継機種では,次第に 欠点も改良されてきましたが,今回 最新機種に買い替えました.我が家では第4代目のScanSnapです.
今までの弱点はほぼ解消され,紙曲がり・紙詰まり・複数枚送りが なくなったのでストレスフリーです.
強力な武器2
そして大量の書籍をスキャン読み取り(自炊)するために,裁断機も大型のものに買替えました.
300頁くらいの本などバッサリと背綴じを切り取って,バラバラにしてくれます,
これらを使って,どんどん電子化していきました.
今までもやろうと思えばできたことですが,すぐに飽きの来る作業なので 全然進まなかったのです.しかし,コロナで外出を控えていると,もうこれをやるしかないのですよ.
おかげで書斎の空間はさっぱりと片付きました. 最終的には 紙は一枚もなくなるでしょう.
コメント
なるほど、このようなツールを使いこなしていたわけですね。
本気で自炊しようと思ったら、こういうのが必須ですよねぇ。
わたしはPCに取り込むことは滅多にないから複合プリンターのスキャン機能で十分だけれど、書籍を解体せずにスキャンしようとすると、どうしても見開き部分が上手くスキャンできないです。
ギュウギュウと押しつけているうちに斜めってしまうし。
わたしはコレクター気質なので、紙媒体の書籍を保管しておきたいという気持ちが強くて(雑誌であっても少なくとも数年は)、解体して電子ファイルだけにしてしまうことに躊躇いがあるんですよね。
紙媒体を購入したら、自動的に電子ファイルも入手できるといいんだけどな。
むかーしにコピーした論文の束は、片面コピーのものはメモ用紙として利用しています。
が、なかなか減りません。A4サイズで5枚分の論文なら、メモ用紙20枚(その半分のサイズにすると40枚)ですもんね。
死ぬまでメモ用紙には困らないと思いますw
論文・書籍を電子化してしまうと,検索が非常に楽になります.
Scanし終わったら,『原文タイトル』+『出典』+『自分専用のKeword』をFile名につけておきます.
Seltzer_H_Insulin_Secretion_in_Response_to_Glycemic_Stimulus_J_Clin_Inv_Vol_46_324_1967_米国_非肥満男性のOGTT_Data有.pdf
などという具合です.
こうしておくと,『ええと,ああいいうことが書いてあった文献はどこで見たっけ?』と探し回ることはなくなります.
ファイル名さえ詳細なら,分類してフォルダに置く必要もありません.文献データがあるドライブ全体に キーワードで検索をかければいいのですから.
>死ぬまでメモ用紙には困らない
文献とは別に,楽譜もあって,A3コピーで 高さ30cm強です. 一日1曲弾いたとしても(弾けたとしても),冥土まで持っていかないと 片付きませんw