食事療法 [別館記事更新] 「健康栄養教室」の光と影 高齢者は『健康になれる情報』には関心が高いです.ましてそれが『お役所主催の健康教室』で聞いたものであれば,絶対の信頼を寄せます.しかし,こんな場合はどうなのでしょうか.ご興味のある方はご覧ください. 2022.09.17 食事療法
病理 グルコキナーゼ活性化薬[8完] 今後の予測 グルコキナーゼは監視塔グルコキナーゼとは,主に肝臓と膵臓に発現する酵素です.人体が高血糖状態の時,肝臓においては糖を素早く取り込んでどんどんグリコーゲンに変換していきます.そして膵臓ではβ細胞からのインスリン分泌を促進します.結果として血糖... 2022.09.15 病理
病理 [別館記事更新] あるとうれしい不整脈[2] ない場合は? 心電図上の脈拍間隔の変動(CV R-R)は 呼吸に対応した変動であり,まったく正常なものです.では,CV R-Rが著しく小さい,又は まったく見られない場合はどうなのでしょうか?糖尿病患者で CV R-Rが小さいことは,実は合併症(糖尿病性... 2022.09.13 病理
病理 グルコキナーゼ活性化薬[7] 最新情報 メルクがグルコキナーゼ活性化薬 MK-0941 を開発していた頃,ほぼ同時期にロシュ(Roche) もやはりグルコキナーゼ活性化薬 RO4389620を開発していました.この薬は,開発コード名RO4389620だけでなく,ピラグリアチン(P... 2022.09.11 病理
病理 [別館記事更新] あるとうれしい不整脈 この記事の続きです.糖尿病による神経障害には,自覚症状のあるものだけでなく,まったく自覚症状のないものもあります.それがCV R-Rと呼ばれるある種の『不整脈』です. ただしこの場合は,糖尿病によって不整脈が発生するのではなくて,その逆です... 2022.09.09 病理
病理 グルコキナーゼ活性化薬[6] バランスがとれた グルコキナーゼが血糖コントロールの重要な『センサー』であることが見出されて以来,その活性を高めれば新規な糖尿病治療薬となり得る期待が高まりました. 実際 初期には 動物細胞実験などから,下記のような簡単な構造の低分子化合物がグルコキナーゼの... 2022.09.07 病理
病理 グルコキナーゼ活性化薬[5] う, 休めない 前回記事では,グルコキナーゼ活性化薬 MK-0941がなぜうまくいかなかったのかについて,2つの『疑問』をとりあげましたが;(1)なぜ 本来のグルコキナーゼは『低血糖ではグルコースを取り込まず』,『高血糖になった時だけすばやくグルコースを取... 2022.09.03 病理
ガイドライン [別館記事更新] 糖尿病あみだくじ このあみだくじには 賞品はありません.なぜなら このくじの『大当たり』は『何もなし』なのですから.ご興味のある方はご覧ください. 2022.09.01 ガイドライン
病理 グルコキナーゼ活性化薬[4] 低血糖の時は寝ています 短期間の投与では すばらしい血糖値低下効果を示した グルコキナーゼ活性化薬 MK0941 は,投与期間が長引くにつれて次第に効果が薄れてしまいました.その原因は,あまりにもグルコキナーゼの活性を高めてしまったために,肝臓の処理能力を超えるグ... 2022.08.30 病理
その他 [別館記事更新] Sweet Georgia Brown 長引くコロナ禍で,なかなか趣味のジャズバンド演奏ができません.しかし こんな相棒がいればできるかも.ご興味のある方はご覧ください. 2022.08.28 その他
病理 グルコキナーゼ活性化薬[3]グルコース恒常性 前回記事の通り,投与開始直後には まるでインスリンかと思うほどの強力な血糖値低下を示したグルコキナーゼ活性化薬 MK-0941は,投与量が多いほど,また投与期間が長くなるほど,その効果は減少し,ついには 無投薬の状態とほとんど変わらないほど... 2022.08.26 病理
新型コロナ [別館記事更新] 既存3製剤、コロナの重症化予防効果認めず ~~をのめば コロナにかからない~~を食べておけば コロナに感染しても重症化しないなどとよく耳にしますが,議論は分かれるでしょう. これらは立証が非常に困難だからです. 立証できないものは否定も肯定もできません.そんななかで,メトホルミン,... 2022.08.24 新型コロナ
病理 グルコキナーゼ活性化薬[2] 第2相試験前回記事 の通り,メルクが開発したグルコキナーゼ活性化薬 MK-0941の効果は目覚ましいものでした.その後も 数々の動物実験など,そして健常者を対象とした 第1相試験でもすばらしい血糖値低下効果を示しました.そこで,新薬承認に向... 2022.08.22 病理
症例 [別館記事更新] 落下星さんのブログ 『落下星の部屋』というブログがあります.天体観測と 故郷 千葉県の落花生をこよなく愛しながらも,糖尿病により52歳で亡くなられた男性のブログです.40代で糖尿病を指摘されましたが,放置していたため右目失明,下肢神経障害から血行障害→壊疽とな... 2022.08.20 症例
病理 グルコキナーゼ活性化薬[1] グルコキナーゼ活性化薬とはインスリン分泌能力は十分あるのに,血糖値が上がってもインスリンが分泌されない.血糖値が上がり もはやグルカゴンの出番はないはずなのに,依然としてグルカゴンがバンバン出る.この不可解な現象は,単に膵臓のインスリン分泌... 2022.08.18 病理
その他 [別館記事更新] 大阪で道を尋ねると 大阪を離れて 長らく関東住まいですが,時たま大阪に帰ると,住んでいた時には気づいていなかった『大阪弁の変なところ』がわかるようになりました.ご興味のある方はご覧ください. 2022.08.16 その他
病理 グルコキナーゼ[6] 糖尿病ではどうなるのか グルコキナーゼは,血糖値を一定に保つためのセンサーの役割を果たしているグルコキナーゼの活性が低下すると 血糖値が高くなっても感知できなくなるこれがここまでの話でした.では糖尿病とグルコキナーゼとの関係はどうなのでしょうか. グルコキナーゼの... 2022.08.14 病理
病理 グルコキナーゼ[5] 速度計の目盛りがズレたら このシリーズ冒頭の記事で,車の速度計が壊れていたため,スピード違反に気づかなかった例をあげました.そして,前回記事で,グルコキナーゼは,血糖値が今どれくらい高いのか/低いのかを示す『速度計』の役割を果たしていることを述べました.そこで,もし... 2022.08.10 病理