食事療法

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第35回 管理栄養士国家試験[5完] 頭をかかえる教育機関

(C) 猫島商会さん 今回の国家試験で,応用力を試す問題(第180-182問)に対して,試験直後に栄養専門学校などから発表された解答速報は, 182問の正答を (2)又は(4)とするものが多かったです.しかし,一般的には好ましくない...
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第35回 管理栄養士国家試験[4] 絶対解と最適解

(C) MAMOさん 応用問題 第180~182問と その正答は以下の通りでした. おそらく多くの受験生がこの問題,特に 第182問は間違えたでしょう. そう推測できる根拠があります. 2月28日に国家試験...
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第35回 管理栄養士国家試験[3] 応用力問題

 (C) なのなのな さん 今年の2月28日に行われた 第35回 管理栄養士 国家試験 で,『糖尿病』に関連する問題と正答を検討しました が,一昨年までは必ず出題されていた 糖尿病の唯一の正しい食事療法は 『食品交換表』による...
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第35回 管理栄養士国家試験[2] 糖尿病に関する問題と正答

問題と正答 今回の国家試験 全200問中,『糖尿病』という単語が登場したのは合計 4問でした.以下 厚労省が公表した正答と併せて再掲します. 第24問 解答の(1)から(3)は,まるで正反対で明らかに間違いです....
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第35回 管理栄養士国家試験[1] 問題が発表されました

今年の2月末に,第35回 管理栄養士国家試験が行われました. 管理栄養士の受験資格と出題範囲 管理栄養士の資格を得るには,大学栄養科卒 又は それに相当する が必要です. 試験出題範囲は; 社会・環境と...
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クリニックでは どんな栄養指導を?[2完]

『糖尿病』『栄養指導』をキーワードにしてネットでランダムに検索した 50のクリニックのホームページから,そのクリニックが 糖尿病患者にどういう栄養指導をしているのかを調べてみました. ほとんどのクリニックでは,『...
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クリニックでは どんな栄養指導を?[1]

2019年に日本糖尿病学会は改訂された『糖尿病診療ガイドライン 2019』を発行しました. そこでは 「食事療法は 患者ひとりひとりごとに個別化されるべきだ」 という原則が表明されています. これは それ以前の糖尿病学会の姿勢...
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食事療法の迷走[58完] 【完結にあたり】

患者は日の出を待っている (C) RCA 日本が敗戦直後で,その日の食べ物すら事欠いていた時代から,やっと現在までたどり着きました.本来であれば,最終回は今年の第63回日本糖尿病学会につなげる予定だったのですが,10月のWEB...
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食事療法の迷走[57] 新ガイドライン以降の動き [注目の座談会]

昨年9月の『糖尿病診療ガイドライン 2019』の発行以来,もっとも大きな出来事は, 『糖尿病治療ガイド 2020-2021』において,つまり日本糖尿病学会が公式に発行する文書において はじめて『炭水化物 40%』という言葉が出たこと...
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食事療法の迷走[56] 新ガイドライン以降の動き [患者に対しては]

『糖尿病治療ガイド 2020-2021』とほぼ同じころに 日本糖尿病学会は『糖尿病治療の手びき 2020 改訂第58版』(以下 『手びき2020』)という冊子も発行しています. 『糖尿病治療の手びき 2020』 患者向けです ...
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食事療法の迷走[55] 新ガイドライン以降の動き [糖尿病治療ガイド-3]

一般 医師向けの『糖尿病治療ガイド』の2014年版(=【G-2014】)と,最新の2020年版(=【G-2020】)を比較しています. 考察の最後は,実に長年にわたって学会が金科玉条としてきた『炭水化物比率=60%』はどうなったのか...
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食事療法の迷走[54] 新ガイドライン以降の動き [糖尿病治療ガイド-2]

日本糖尿病学会が5月に発行した『糖尿病治療ガイド 2020-2021』(右:以下【G-2020】)と,2014年に発行した『糖尿病治療ガイド 2014-2015』(左:以下【G-2014】)とで,食事療法の記載がどう変わったのかを比較して...
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食事療法の迷走[53] 新ガイドライン以降の動き [糖尿病治療ガイド-1]

日本糖尿病学会は,昨年9月末に『糖尿病診療ガイドライン2019』(=【GL-2019】)を発行しました. 【GL-2019】では,従来の食品交換表で設定しているカロリーは明らかに過少見積だと実測データで証明されたので訂正されました.しかし...
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食事療法の迷走[52] 新ガイドライン2019の答え合わせ

日本糖尿病学会は,1993年の『食品交換表』第5版 発行以来, すべての患者はBMI=22を標準体重とする. すなわち身長が同じなら標準体重は一律に同じとするこの標準体重に日常活動度を乗じてカロリーを設定した,カロリー制限食を一律に...
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食事療法の迷走[51] ガイドラインは改訂するものの

食品交換表による食事療法の根幹である,「炭水化物 50-60%」そして「糖尿病患者の食事カロリーは低くてもよい」は,間違いであったことが明らかになりました. そしてもう一つ 食品交換表の現時点の最新版である第7版では,糖尿病患...
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食事療法の迷走[50] 決定打 definitive attack

(C) acworks さん 日本糖尿病学会が長らく推奨してきた『高糖質 カロリー制限食』は 炭水化物=60%が最適というエビデンスは存在しないユネスコの無形文化遺産は,『和食が健康食である』と推奨したわけではない と,...
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食事療法の迷走[49] 反攻 Counterattack

逆上陸(C) JAPAN NAVY さん 同じ土俵で議論しよう 前回までの記事で見てきた通り,2012年に 初めて学会の公式の席上で,『糖質制限食』か『カロリー制限食』(エネルギー制限食)かという論争が行われました. ...
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食事療法の迷走[48] 攻守逆転 Turn Over

糖質制限は行ってはならない これまで見てきた通り,食品交換表の歴史では,日本糖尿病学会は『食品交換表に基づくカロリー制限食こそが,唯一正しい糖尿病の食事療法である』という立場を堅持してきました.したがって,食品交換表を逸脱する方法,...
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食事療法の迷走[47] エビデンスを探せ

アイドルを探せシルビー・バルタン(C) 日本ビクター 2013年3月に日本糖尿病学会から,「糖質制限食は勧められない」という『2013提言』が出され,それを受けて同年11月に発行された『食品交換表 第7版』には,わざわざ一項目を設け...
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食事療法の迷走[46] ユネスコは医療機関ではない!

ユネスコの「和食文化」登録と糖尿病食事療法 ユネスコの世界無形文化遺産として,「和食の文化」が登録されたのは,他国の例と同様,日本古来の食文化が「保存されるべき文化遺産である」という理由でした.ところが,あたかも国連が日本の糖尿病食...